お値打ちだけれど、なかなかのお味。スーパーマーケットのインストアベーカリー。スーパーマーケットの店内で作っているパン。これが、けっこう頑張っていますよ。
美味しいパン屋さんの決め手、基本の食パン
ニュージーランドに移住したての頃、スーパー等で購入できる食パンは、薄っぺらいサンドイッチスライス(トースト用と表示されていても薄い‥‥)しかなく、トーストすると、水分が抜けてカサカサ、硬くなってパキパキ(刺さるっちゅうねん)的な感じでした。もちろん、パン屋さんにいけば、スライスされていない食パンがあって、厚切りトーストにできましたが、こちらの食パンは日本のパンの様なふわふわ感がなく、重量ずっしりで、分量も多くて、食べ切る前に、だめにしてしまう事が多く、しかもお値段もそれなりにしたので、食パンに関しては、その当時は諦めてしまっていました。
しばらくすると、アジア系のパン屋さんが勢力を伸ばしてきて、日本の食パンにとても似た食感と味の食パンを、購入することができるようになりました。発見当初はとても嬉しかったのですが、やはりお値段がそれなりにしたので、毎日の食卓にのせるには少々厳しく、我が家では定着しませんでした。
こと、食パンに関しては、ほぼほぼ諦めていたある日、娘のお稽古の終了時間までの時間潰しに入った近くのカウントダウンで、インストアベーカーリーの棚にある食パンにふと目が止まりました。パン好きには、美味しいパンがなんとなくわかるんです。鼻が効くというか。しかもその食パン、薄っぺらいスライスではなく、日本の6枚切りほどの厚切り食パンでした。そしてナント、これが結構イケたんです。食感ふわふわ、耳はちょっと硬めでしたが許容範囲、味わいがあり、しかも価格もリーズナブル。
この食パンを見つけてからは、スーパーマーケットのインストアベーカリーを愛用しています。
同じ系列のスーパーのインストアベーカリーでも味がちがう?
私はカウントダウンの食パンが好みですが、パックンセーブやニューワールドの食パンもなかなかです。家の近くのパックンセーブでは、スライスされていない食パンを販売しているのですが、我が家の娘は、日本の4枚切りほどの厚みにスライスした、ここの食パンが好みです。
同じ系列のカウントダウンでも、店舗が違うと、インストアベーカリーの味も違います。系列が同じなら、ほぼ変わらない味を実現している日本とは違いますね。でも、それもご愛嬌です。それぞれ、ちがう店舗の味が楽しめます。
そしてこれは、ニュージーランドあるあるネタになってしまうかもしれないのですが、そのスーパーの食パンが美味しいからといって、同じ店内の他のパンが美味しいとは限らないんです。
これはとても不思議なのですが、食パンはいまいちでも、チーズパンは美味しいとか、ディナーロールは絶品だとか、店によって、とりあえず色々なんです。
そして、日によって食パンでさえも味が違ったりして、さすがニュージーランド、なんて納得したりです。
お好みのパンを見つけてみませんか
最近は、少し値段が上がってしまいましたが、それでも有名メーカーのTip Topよりも、そして、他のパン屋さんよりも、スーパーのインストアベーカリーの食パンまだまだリーズナブルです。
いつものスーパーのインストアベーカリーをチェックして、お気に入りのパンを見つけてみてはいかがでしょう。