ニュージーランドの留学や移住、起業、旅行、就職など総合情報サイト

オークランドのディープなスポット”K-Road”

ークランドの中心地、CBDの端に位置する”K-Road”をご存知ですか?この”K-Road”は正式な道路名をKarangahape Road といいます。

 

長すぎるので誰もそのまま呼ぶ人はいません。なので略して”K-Road”です。この”K-Road”はCBDのメインロードの一つですが、端にあるのでなかなか偶然に行くことはないと思います。

20年くらい前の”K-Road”をご存知の方は、現在の”K-Road”の変貌ぶりに驚くと思います。昔の”K-Road”は、昼間は人があまり歩いていなくて、いたとしても怪しい種類の方々ばかりでした。風紀上好ましくないものを売りつけようするような人や、”小銭ちょうだい妖怪”に化ける人も多かったです。

「小銭ちょっとちょうだい」

だけで済むなら可愛いですが

「ないよ」

ではすませてくれない場合も多かったそうです。そういうエリアだったので、お店も夜しか開いていない飲食店が多く、昼間は閉まっているので閑散としていました。

それが20年くらい経って現在、”K-Road”に並ぶお店は様変わりしました。お昼はそれほど人が多いわけではないですが、カフェやベーカリーもできて、一般人のお客さんやランチを買いに来られる人も少なくありません。夜になると、クラブやバーがお店を開けてこれまた昼間とは違った雰囲気の人々がやってきます。週末にはお店から人があふれて、多くの若い世代の人たちで賑わっています。家族が何度かライブを見に行った後にこのうちの一軒のライブハウス前まで夜中に迎えに行ったことがありますが、あまりの”K-Road”の変わりようにびっくりしました。”K-Road”は怖くて怪しいストリートだったと話しても、その時期を知らない家族は信じません。

久しぶりの”K-Road”を散策してみました。古着さんが何軒もあります。お店によって特色があるようです。シティミッションのお店や個人のお店、ビンテージものを扱ったお店があります。レコードショップ(!)も発見。レトロなカメラショップがあったので入ってみましたが、びっくり。このJunctionというカメラの専門店にはずらりと並んだ懐かしいカメラが壁を埋め尽くしています。今では見なくなったカメラフィルムもここで購入できます。素敵な本屋さんやギフトショップもあります。カフェもたくさんありますし、ケーキ屋さんやベイカリーショップ、パイショップにドーナツショップ。雰囲気の良さそうなバーやレストランに手軽な値段のケバブショップやアジアンカフェも多くありました。しかしなんといっても”K-Road”はナイトクラブ。この部分はまだ健在です。こじんまりしたクラブからかなり大きなところもあります。セクシーなお店も夜になると賑やかになるそうです。

以前”K-Road”からPitt Stを少し下ったところにマーキュリープラザと呼ばれていた中華系の食材店とフードコートが併設されていた大きな屋内マーケットがありました。安いフードコートがあったので、何度もそこで食べたことがありました。それが数年前に取り壊され、現在CitylinkのKarangahape Stationがh建設中です。大きな立派な駅になるようで、これが完成すればこのあたりの雰囲気もまた随分変わるのだろうなと思います。カメラショップのあるSt Kevins Arcadeの階段を下に降りていくと Myers Parkに出れます。お天気の良い昼間は、コーヒーを片手に歩く人も見ますが、日が落ちてから行くのはお勧めしません。独自のモラルで行動される方や、アルコールやその他の薬品によって通常とは違う精神状態になっている方もよく来られるらしいので、怖い事態に巻き込まれないように充分気をつけましょう。

2

K-Rdの中央に位置するSt Kevins ArcadeからMyers Parkにつながる階段

-Happy walking

Pukeko

 

記者プロフィール

Pukeko

Pukeko

Auckland在住26年のライターPukekoです。
家族とオカメインコ兄弟、保護犬のチコと暮らしています。
レスキュードッグのサポーター。
 

この記者の記事一覧