ニュージーランドのどこのカフェでも必ずあるといってもいいくらい人気のエッグベネデクト、通称エッグベネ。
朝ごはん、ブランチ、ランチにも食べられる一品ですね。さて、このエッグベネデクトですが一体どこから広まったのでしょうか?アメリカの1800年代からエッグベネデクトの原型となる料理はあったそうです。バターを塗ったトーストにポーチドエッグとカリカリのベーコンにHollandaise Sauceをかけたものでした。それが近年ニューヨークから爆発的な人気となり世界中に広まったようです。この時には、バタートーストがEnglish muffinに入れ替わり、ベーコンだけでなく、スモークサーモンやほうれん草のソテーなどのチョイスも増ました。
*English muffin
English muffinがボトムに使われていたのですが、他のパンと何が違うのでしょうか?形はいつも円形、フワッとした軽い食感でもちもちしています。半分にスライスしてトーストし、バターなんかを塗って食べるのが一般的です。カロリーは他のパンに比べて若干低いそうです。プレーン以外にクランベリーやチーズを混ぜたものもあります。
ニュージーランドのカフェで広まった時にはエッグベネデクトのボトムはEnglish muffinが主流でしたが、最近ではこのEnglish muffinの代わりにPoteto Rostiをボトムに使うお店が増えています。English muffinだとグルテンが食べられない人がオーダーできませんが、ポテトはグルテンフリーなので材料を変えなくても食べることができます。
*Poteto Rosti
ちなみにPoteto Rostiは芋を荒く削ったものを固めて焼いたものです。ハッシュブラウンと似ていますが、ハッシュブラウンは調理済みの芋を削って固めて焼いたもの(揚げたもの)に対して、Poteto Rostiの芋は生を使います。おうちで簡単に作ってみようという時には、冷凍のハッシュブランなんかを使うと一手間減りますね。
*Hollandaise Sauce
そして絶対に欠かせないソース。この黄色いこってりクリーミーなソースがシンプルな素材たちをうまくまとめてくれるのです。昔はダッチソースと呼ばれていたそうです。卵黄、溶かしバター、レモンジュースに塩、胡椒、カイエンペッパーで味付けをした濃厚なソースです。蒸し野菜にかけて食べることもあるとか。
- 朝でもお昼でも食べたいエッグベネデクト
Happy eating!
-Pukeko