ペンギンと建築とスチームパンクの街「オアマル」を紹介します。
ペンギンと建築とスチームパンクの街「オアマル」
オアマルはニュージーランドの南島にある街で、オタゴ地方の北部に位置します。ダニーデンから120kmほど北上した場所にある海沿いの街です。見どころは、オアマルストーンで建てられたビクトリア朝の建物、そして中心地から徒歩で歩ける場所にある世界で最も小さなペンギンのコロニー、そしてスチームパンクです。毎週日曜日には、8~12時でオアマルファームマーケットが開催されるので行くなら日曜日がおすすめです。
オアマルの見どころ①オアマルストーンで作られたビクトリア調の建築物
オアマルでは、「オアマルストーン」と呼ばれる良質の石灰質が取れ、この石を使ったビクトリア調の建物がたくさん建てられています。
オアマルオペラハウス
1907年に建てられ、当初は庁舎兼劇場として使われていました。現在もバレエやコンサート、映画などが催され、夜間はライトアップされます。
聖パトリックバシリカ教会
天井はオアマルストーンでできており、豪華な装飾が施されています。
オアマルの見どころ②ペンギンとアシカ
街の東側にあるオアマルブルーペンギンコロニーでは、体長30~40cmの世界で最も小さいブルーペンギンが保護されており、180個以上の巣箱が設置されています。日本語ではコガタペンギンと呼ばれています。夕方になると餌を獲り終えたペンギンたちが海から戻ってくる様子を見ることができます。また、巣箱に取り付けられたライブカメラ映像も見ることができます。施設は、13時から19時半まで開いています。ペンギンたちが巣箱へ戻ってくるのを見るツアーがあるのですが、夕方のツアーと夜のツアーの二つがあります。おすすめは、夜のプレミアムナイトツアーです。海際に備え付けらえれたデッキでペンギンたちが巣箱に帰ってくる様子を数mの近さで観察することができます。
オアマルの見どころ③スチームパンク
スチームパンクとは、ビクトリア朝時代の人々が思い描いた未来世界を表現したSFのジャンルのことです。当時の動力であったスチーム=水蒸気で動く鈍く光る機械、そしてビクトリア朝の貴族っぽい服装が見る側の想像力を刺激します。
スチームパンクHQ
入場料10ドルのスチームパンクの博物館です。建物は、1833年に建てられたもので、元々は穀物倉庫として使われていました。入り口には蒸気機関車のオブジェが置かれており、とても目立ちます。入場してみたのですが、正直よくわかりませんでした。特に創造性あると言えるものは見つからず、古臭い金属が並べられているという感じでした。ニュージーランドで入場料10ドルは安いなと思いましたが、納得です。謎の機械や鉄屑で作られたニワトリやカエルのオブジェ、バイクなどが置かれていました。
The Galley
スチームパンク風の古びた金属の外観をしたカフェで、海を見ながらハンバーガーやフィッシュ&チップスを楽しむことができます。