首都ウェリントン!どこを見て回ろうとピックアップした場所の1つである国会議事堂。今回はこの国会議事堂の無料見学の内容についての記事。予約〜入場については前回の【予約・入場編】の記事へ!
セキュリティ維持のため荷物を全て預け(携帯などの写真が撮影できるものも)いよいよツアーの時間がやって来た。所要60分のツアーは、ニュージーランドの政治と国会議事堂構内の説明をしてくれる10分程のビデオ鑑賞から始まる。動画の図解付きなので英語が分からなくても何となく理解できる内容だった。
また、このビデオルームには各国の言葉に翻訳された、国会議事堂の紹介パンフレットがあるので、忘れずに取得しておこう。ツアーで回る各所の説明や注意事項も全て日本語で掲載されている。
ビデオが終わり早速ツアーが始まる。ツアーはガイドさんの誘導に従い各所の説明を聞きながら進んでいく。質疑応答の時間も各所でとってあるので、聞きたいことがあれば用意しておこう。
まずは、お隣の建物パーラメント・ハウスへ。正面から見て真ん中の灰色の建物。この建物には国会が開かれる議場、議長室、議員室などがある。この建物の一番の見所はやはり国会議場。ふわふわのカーペットの上に半楕円形に並べられた机と椅子。机や椅子そして壁は全て木製であり、その隅々までに施されている彫刻が素晴らしかった。
お次は左端のビクトリアゴシックスタイルの建物国会図書館へ。ここには、50万冊以上の本が所蔵されており、議員や国会職員へ資料や情報の提供が行われている。この建物もまた、石造りのパーラメント・ハウスとは違った印象で物語に出てくるお城の様な作りになっている。各所に散りばめられているステンドグラスや装飾品が印象的であった。写真は中にはカメラが持ち込めないので外から撮影したもの。
その後、ギャレリアと呼ばれている中庭へ。議場へ行く途中にも目に止まった、大きく美しい美術品の見える中庭だった。美術品はニュージーランド出身のファッションデザイナーであるマルコムハリソンさんによる、マルチメディアアートthese are matters of price であった。ニュージーランドの素晴らしい自然が大地・海・空に分けて表現してあった。
最後に地下に移動し、免震システムを見学し、ツアーは終了。無料とは思えない充実した内容で、建物も流石は国家遺産、話が理解できずとも見て感じ取れる見応えのあるものだった。ウェリントンに行く機会があれば、是非とも立ち寄りたい場所だ。