釣り師の憧れの大物「キングフィッシュ」。ニュージーランドではこの釣りに初心者でも挑戦できます。ベイ・オブ・アイランドの街パイヒアでキングフィッシュに挑みました。
ニュージーランドの沿岸には「キングフィッシュ(和名ヒラマサ)」と呼ばれる魚が多く生息しています。“魚の王”にふさわしい強烈なパワーを持った大物で、世界中の多くの釣り師の憧れとなっています。
ニュージーランドではなんとキングフィッシュ釣りに初心者でも挑戦できるのです。
ベイオブアイランドなどでは多くの釣りツアーが出ています。
ツアーでは道具がレンタルできる上、仕掛けや餌の付け替えなども船員がやってくれます。
筆者も手ぶらでキングフィッシュ釣りに行ってきました。
まずは船の予約
訪れた場所はオークランドから車で北へ約3時間の港町・パイヒア。
船の予約は前日、街のインフォメーションセンターで可能でした。
ですが予約は直前では満席になっている危険性があるので、事前に行うことを強くお勧めします。
特にこれからは人気のシーズンに入っていきます。
いざ海へ!釣り当日
集合は午前6時半にインフォメーションセンター横の船着場でした。
利用した船は”ANGLERS ANONYMOUS”。
価格は道具レンタル込み6時間で250ドルでした。
こちらが釣り船。中にはトイレも付いています。
この日の乗客は3人。船長とその助手の2人がサポートしてくれました。
キングは突然やってきた
釣り場は港から数十分の場所。
まず餌のアジやサバを釣り、その背中に針をかけて泳がせます。
あとは景色を眺めがらのんびり魚を待ちます。
釣り開始から2時間ほど経った時でした。
突然、餌のサバがバタバタと暴れ出しました。
あれ?
と思った次の瞬間、ガツーン!
Fish on !!
糸がグイグイと水中に引きずり込まれます。
強い引きに耐えながら糸を巻きますが、油断しているとまたキングが猛ダッシュ!
一息もつけない!
数分後、ついに・・・
どーん!キングフィッシュ!
約15キロです。
美味しくいただきました!
結局、筆者が釣り上げたのは6時間でその1匹でした。
最後に船長が切り身にしてくれました。
船着場の向かいにあるフィッシュ&チップス店”Vinnies Takeaways ”では、釣った魚を切り身1つにつき4ドルでフライにしてくれます。
厚さ最大5センチ。でかい!
味は淡白ですがジューシーでかみごたえがあります。
まさに野生の味!うまい!
釣り船の選び方
船は1人での乗船も可能なものから、一隻のチャーターでなければならないものまで様々です。今回利用した”ANGLERS ANONYMOUS”(www.bayofislandfishing.com)は1人でも乗船可能でした。
船のチャーターも選択肢。例えばBlue Sea Charters(Blue Sea Charters www.blueseafishing.co.nz)はチャーターが1000ドルなので、4人なら一人250ドルです、仲間内なので気兼ねなく釣りができるというメリットもあります。
夏がシーズンで、3月が最も釣れるシーズンとのこと。
日本にいる釣り好きの友人から羨ましがられること間違いなし。
ぜひ挑戦してみてください!