日本とニュージーランドでは売っている釣りの道具が違うんです。今回は日本と比較しながらニュージーランド流の海釣りについて紹介します。
12年前、高校生だった僕は「ニュージーランドの海は魚の宝庫」という情報に胸を躍らせてこの国に留学しました。しかし店に並んだ釣り道具やエサを見て驚愕。日本のものとは違いすぎて「一体どうやって釣るんだ!?」という疑問でいっぱいになったのでした。
道具やエサに違いがあるので、ニュージーランドで釣りを始めようと言う人も、日本のウェブサイトなどは参考にしにくい部分があると思います。
そこで今回はニュージーランド流の海釣りの基本形について紹介します。ニュージーランドの釣り方を日本語にも変換しているので、検索のキーワードにお役立てください。
※海釣りはボートからの釣りと岸からの釣りに大別されますが、今回は岸からの釣りについて解説します。
岸釣りの基本形は「サーフキャスティング」
ニュージーランドの海釣りの専門書で必ず紹介されるのが「Surf casting」です。言葉の通り、浜辺から海に仕掛けを投げ込んで待つという釣り方です。
日本語で釣り方を検索したい場合は「ぶっ込み釣り」というキーワードを使ってください。
エサを投げて魚を待つ
この釣りは大物狙いのため、針はとても大きなものを使います。ニュージーランドで売っている釣り針は、全体的に日本のものより相当大きいです。ちなみにSurfという言葉が付いていますが、岸壁や磯からやるのももちろん大丈夫です。
エサはイカやイワシ
釣りの餌はガソリンスタンドや雑貨店でも売っています。基本は15センチほどのイカやイワシ。日本では一般的なオキアミなどエビ系のエサはほとんどありません。
ガソリンスタンドで売っていた釣り餌
ニュージーランドの釣りの解説書では、このイワシやイカを丸々1匹付ける方法が定番として紹介されています。
その場合、仕掛けには針を2つ付けて、それぞれ尾と腹のあたりに付けます。また魚がきれいな形を保てるように尾の部分には糸を数回巻きつけます。下のイラストのような形になります。
エサを小さく切るのもオススメ
上記がニュージーランド流の基本形ですが、小魚1匹を丸呑みできるのは相当な大きさの魚なので筆者はオススメはしません。もう少し小さな魚でも釣れるように3センチほどに切って付けるのがいいと思います。イカの場合は切り身を針に縫うように刺すやり方も実践されているようです(日本では「縫い刺し」と言います)。
ニュージーランド流をより知りたい人は
今回の情報はウェリントンの図書館の釣り本コーナーで調べました。専門書がたくさんありましたのでより深く知りたい方にはおすすめです。
また前述した通り、日本語のサイトを参考にする際には「ぶっ込み釣り」というキーワードをおすすめします。それでは釣り場での幸運を!