ニュージーランドの留学や移住、起業、旅行、就職など総合情報サイト

警察署長、新たなアルコール規制を提案

内部警察資料によると、アルコールはメタンフェタミンの20倍以上の害を引き起こしているが、警察はその対策への人員配置が1%未満と非常に少ない実態が明らかになった。資料では、アルコールによる年間被害額は約78億ドル、違法薬物は18億ドルと推計されている。

アンドリュー・コスター警視総監は、大量の「非常に安価なアルコール」が被害の要因になっていると述べた。アルコールが暴力犯罪や家庭内虐待の主因であると指摘し、酒販店の営業時間制限や価格引き上げなどの新たな規制を提案している。

資料によると、アンフェタミンの社会的コストは3億6500万ドルで、「アルコールはメタンフェタミンの21.5倍の害を引き起こす」とされている。警察には4000人の職員がいるものの、アルコール被害防止に専従する職員は3人中1人が空席という状況にある。アルコール対策部門への人員配置が大きく後れを取っている実態が露呈した。