ガイアの夜明け
毎週火曜日、日本時間の夜9時に「ガイアの夜明け」が放映されていますが、2015年3月17日の特集「なぜ世界で人気!?ニッポンの“中古”」で、ニュージーランドに進出した企業が紹介されていました。
日本の中古品を世界へ!
番組前半は俳優「江口洋介」さんの案内で、日本で中古品を買い取り、世界各国へ輸出している企業にスポットライトを当てていました。番組で取り上げているのは「日本で使われているものを世界へ」です。Made in Japan ではないのです。Used in Japan なんです。
例えば、作業服とか製造元は、Made in China だけれども、日本で使われて中古となったものだそうです。番組中で取材対象者が答えていましたが、日本人が求めるクオリティの高さは非常に高いので、日本製造でなくても日本人が受け入れているのであれば、それはハイクオリティなんだそうです。
そのハイクオリティの中古品を海外に輸出して販売している様子が放映されていました。 衣料品などでは、日本の冬物を赤道直下の国?というとても考えられないようなこともチャレンジされていましたが、現地の人達が品物を見て「品質がいい。高いけど。」と言っていたのが印象的でした。そう、品質がいいと、やっぱり高くなるんですよね。そこをどうやって乗り越えていくのかが、その企業の宿題のように見えました。
日本の中古車をニュージーランドへ
番組後半のナレーターは俳優の「杉本哲太」さん。日本の中古車業界ではトップクラスの「ガリバー」が紹介されていました。この「ガリバー」は、2014年10月にニュージーランドのオークランドに進出してきました。
コンセプトは、前半の企業と同じ「High Quality」。クオリティの高い中古車を、ニュージーランドで販売というもので、やはり、Made in Japan ではなくて、Used in Japan 。トヨタ車やHONDA車などの日本製の中古車だけを販売しているのではなくて、BMWやAlfa Romeoなど日本では「外車」として流通しているものでも、「日本で中古車になったもの」として販売しています。
筆者は、「ガリバー」=「中古車を安く販売」と思っていたのですが、全く違ってました。品質のいいものを、適正価格で。彼らの合言葉です。やっぱり品質がいいと、値段は高くなります。それをどうやって現地の人に理解してもらって、購入してもらうか。前半企業と同じ部分での壁なのでしょう。番組の狙いはそこにあるように思えました。
ガイアの夜明けウェブサイト
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/
ガイアの夜明け「なぜ世界で人気!?ニッポンの“中古”」ウェブサイト
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber3/preview_20150317.html