プーマスに倍返しのリベンジ
Tri Nations 2020 Week 5
11月28日に行われたオールブラックス対プーマス。
前回の対戦では、まさかの敗戦でプーマス(ラグビーアルゼンチン代表)に、歴史的勝利を与えてしまったオールブラックス。
2連敗をして後がない崖っぷちの状態で、今年最後の試合を迎えることになった。
「Haka」の直前にオールブラックスのキャプテンのサム・ケーンが、アルゼンチンのサッカー界の英雄マラドーナ氏に追悼の意を込めて、10の番号と「MARADONA」の名前入りのオールブラックスのジャージをフィールドの中央に置いた。
そして今年見納めのオールブラックスの「Haka」が始まる。
もちろん負けることが出来ない試合なので「Kapa o Pango」
スタジアムが一気に盛り上がる。
前半戦:慎重に挑んだオールブラックス
前回よりだいぶん余裕をもって球出しが出来るようになった。
オールブラックスは前半12分に、2週前に感情のコントロールが出来ずに規律を乱してチームに迷惑をかけた2番D.コールズが、右隅にトライ。
ゴールも決まり7-0と先制して良いスタートをきった。
その後このままトライを重ねるかに思える内容だったが、プーマスのタックルはこの試合でも素晴らしいものがあり、追加のトライは奪えなかった。
結局オールブラックスが、1PG(ペナルティーゴール)の追加だけで、10-0と内容の割には差がつかずに前半を終了。
2週間前の痛い敗戦から相手をしっかり分析して、挑んだ試合と言う印象で慎重さもうかがえた前半戦だった。
後半戦:一気にエンジンをかけるオールブラックス
後半に入りさらにテンポが良くなったオールブラックスが、51分のプーマス陣ゴール前のラインアウトから A.サヴェアのパワフルな突進でトライ。
ゴールも決まり17-0とリードを広げる。
67分、69分に新人オールブラックスのW.ジョーダンが、2回のインターセプトから快足を活かし、2トライで、一気に突き放します。
更には、ロスタイムに入って巨漢ロックのP.トゥイプロトゥが、駄目に駄目を押すトライでベンチの選手も大盛り上がり。
結局後半は4トライの猛攻で38-0と相手に得点を与えず、2週間前のリベンジに成功!!
Tri Nations 2020 優勝のオールブラックス
12月5日にTri Nationsの最終戦のワラビーズ vs プーマスは、2試合連続のまさかの引き分けで全日程を終えました。
- 最終順位
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- New Zealand 11P
- Argentina 8P
- Australia 8P
- (2,3位は得失点差でアルゼンチンが上回った)
今年のオールブラックスは、まさかの2連敗はあったものの、最後は完封勝ちで勝利し、Tri Nationsのタイトルも取り、ブレディスローカップ(ワラビーズとの試合でかかるカップ)も今年も保持出来たので悪くはなかったのではないでしょうか。
- 最終戦のリベンジした試合のハイライト動画です。
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