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第8回 どうする?カバーレター

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第8回 どうする?カバーレター

本での就活には、「履歴書」と「職務経歴書」が求められることが多いですが、ニュージーランドを含む多くの海外の国では、「履歴書(CV)」と「カバーレター」のセットが一般的です。

 

海外で仕事を探すにあたって、「カバーレター」という言葉を初めて聞く人も多いでしょう。今回はカバーレターについて、それがどんなもので、どのような目的で書くのかをお伝えしたいと思います。

【カバーレターの目的】

簡単に言うと、カバーレターは求人に応募する際に添付する「自己紹介の手紙」です。 カバーレターを書くことによって、以下のようなことを採用者に伝え、自分のことをアピールすることが目的です。

・自己紹介と動機を伝える: 「自分がどんな人で、なぜこの仕事に応募したのか」を書くことで、履歴書では伝えきれない、自分のやる気や興味を伝えます。
・自分がその仕事に適していることをアピールする:応募する仕事に対して、自分のスキルや経験がどう役立つかを説明します。
・良い第一印象を与える:きちんとした文章でカバーレターを書くことで、雇用主に「この人はしっかりしていて、真剣に仕事を探しているな」という良い印象を与えます。逆に言うと、カバーレターがきちんとしていないと、悪い印象を与えかねないので注意が必要です。

【カバーレターに書くこと】

カバーレターの目的は、自分をより良く伝えること、アピールすることですが、ではどのように書けばいいのでしょうか。カバーレターの書式はだいたい決まっており、一般的には以下のような内容でまとめます。

1. 自己紹介:自分の名前や連絡先、どの仕事に応募しているか、どこでその求人を見つけたかなどを、イントロダクションとして書きます。
2. 応募の理由:上記のイントロからの流れで、その仕事や会社に興味を持った理由を書きます。
3. 自分の強みや経験:その仕事に役立つ自分のスキルや経験を簡単に説明します。
4. 会社に貢献できること:上記のスキルや経験をもとに、自分がその会社でどのように役立てるか、どう貢献できるかを書きます。
5. 締めくくり:面接の機会をもらいたいことや、これからの連絡を楽しみにしていることを伝え、感謝の言葉で締めくくります。

【カバーレターのフォーマット】

いきなりカバーレターを書くとなると難しいですよね。しかもCVと違って、ほぼ決まった形式で自分のことを伝えなければならないとなると、なおさらです。

まずはカバーレターがどんなものか、そして上記で説明した「カバーレターに書くこと」をどのような形式でまとめればよいのか、インターネットで検索してカバーレターのフォーマットを研究してみることをお勧めします。

いずれにしても、正式な文章で書く英語のレターですので、文法やスペルに間違いがない、プロフェッショナルな英語の文章で書くことが理想的です。

また、カバーレターには、日にちや応募先の会社の名前なども記載するため、応募する度に書き換えることもポイント。

CVと同じで、書けば書くほどより良いカバーレターが作れるようになりますので、正式な英語を練習する良い機会だと捉え、ぜひカバーレター作りに挑戦してみてください。

 

Sally OTAKE(公認キャリアコーチ)
NZの上場企業などにて人材管理やマネジメントを10年以上経験。現在は海外キャリアコンサルタントとして、仕事の探し方から履歴書、面接のアドバイスまで実践的にサポート。お客様の満足度100%を保っている。
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