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第11回 図解・海外就活のプロセス

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第11回 図解・海外就活のプロセス

れまで海外(NZ)での就職活動について、現状のマーケットや就活のTipsなどをご紹介してきましたが、今回はまとめとして、ニュージーランドでの一般的な就職活動の流れについて解説したいと思います。

 

【1. 職探し】

まずは求人のポジションを探すところから始まります。どこで探せばいいのか?これについては、第3回、第7回のコラムをご参照ください。

https://nzdaisuki.com/column/nz-job-hunting/nz-job-hunting-3

https://nzdaisuki.com/column/nz-job-hunting/nz-job-hunting-7

【2. CVを準備する】

CVは日本の履歴書にあたるものですが、中に記載すること、書き方などは、日本の履歴書とはかなり違っています。これについては、第4回、第5回のコラムを参考にしてください。

https://nzdaisuki.com/column/nz-job-hunting/nz-job-hunting-4

https://nzdaisuki.com/column/nz-job-hunting/nz-job-hunting-5

【3. 書類選考】

応募してみたい求人が見つかったら、担当者にCVとカバーレターを送ります。この書類選考で選ばれたら、次のステップ(面接など)への招待の連絡が入ります。選ばれなかった場合には連絡がこないことも珍しくないので、気になる場合は担当者に確認してみると良いでしょう。

人気のあるポジションには数百人の応募があることも珍しくないので、採用を効率化するために、多くの企業がATSとよばれる自動スクリーニングのシステムを利用しています。送られてきたCVをATSというシステムにかけ、選ばれた上位のCVだけを人事担当者がチェックするというものです。書類選考は一度きりのチャンスなので、できるだけここで残れるように、CVやカバーレターをしっかり準備しておくことがとても大切なポイントです。

【4. 面接、テスト】

指定された面接の日時に、担当者と面接をします、直接職場で行われることが多いですが、オンラインや電話での場合もあります。面接でよく聞かれる質問というのがありますので、きちんと準備をして挑みましょう。面接は双方がお互いのことを知るための場です。仕事について、会社の文化についてなど、こちらからも確認しておきたいことを聞いてみましょう。

面接については、第9回のコラムをご参照ください。

https://nzdaisuki.com/column/nz-job-hunting/nz-job-hunting-9

企業や職種によっては、面接と一緒にテストを用意しているところもあります。レストランやカフェの場合は、トライアルをお願いされる場合もあります。

【5. リファレンスチェック】

面接やテストなどを経て最終選考に残った候補者は、最後にリファレンスチェックをされることが多いです。これは信用チェックのようなもので、過去の雇用主などに連絡をして、その人の仕事ぶりや人柄などを確認されるというプロセスです。通常は2人ほど、直近の直属上司などをリクエストされることが多いので、それらの人にリファレンスチェックに協力してもらえるか確認しておく必要があります。

【6. 契約、仕事開始】

以上のプロセスを経て無事に仕事が決まったら、いよいよ契約を交わして、仕事が開始となります。契約書には双方がサインしますが、サインをする前にきちんと契約書を読み込んで、質問がある場合は事前に確認するようにしましょう。

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いかがでしょうか?

大変なプロセスに感じるかもしれませんが、すべては仕事を得るための大切な自己投資の一環です。特に今はマーケットが厳しい状況ですので、断られてもめげずに、何度でも挑戦してみてください。日本とは異なる就職活動のプロセスの中で、新しい気づきや人としての成長につながる材料を見つけられるはずです。

 

Sally OTAKE(公認キャリアコーチ)
NZの上場企業などにて人材管理やマネジメントを10年以上経験。現在は海外キャリアコンサルタントとして、仕事の探し方から履歴書、面接のアドバイスまで実践的にサポート。お客様の満足度100%を保っている。
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