CV、カバーレターなどの書類選考が通ったら、いよいよ面接です。今回は、ニュージーランドでの面接でよく聞かれる質問や、気をつけるべきポイントについてお伝えします。
書類選考が終わったら、その結果について企業側から連絡が入ります。不合格の場合はメールによる連絡(中には全く連絡をくれない企業もあります)、合格の場合は人事担当者からの電話であることが多く、その際に面接の日時を確認して決める・・・という流れになります。
面接は企業に出向いて直接することもあれば、電話のみ、Zoomなどのビデオ面接ということもありますが、いずれの場合もよく聞かれる質問は共通しています。
【よく聞かれる質問】
ニュージーランドの面接では、応募者のスキルや経験を具体的に問う質問が多く、行動ベースの質問が主流です。そのため、実際に経験したことを元に、具体的なエピソードを交えて答えることがポイント。よく聞かれる質問の例をいくつかお伝えします。
- 「なぜこの職場で働きたいのですか?」
- 志望動機に関する定番の質問です。会社の価値観や仕事の内容に共感している点、自分のキャリアとどう繋がっているかをしっかりと伝えると良いでしょう。
- 「過去にどんな困難を乗り越えたことがありますか?」
- 問題解決力やプレッシャーへの対応力を知りたいときに聞かれる質問です。自分が直面した困難やチャレンジをどのように乗り越え、最終的にどんな成果を得たかを具体的に説明しましょう。
- 「顧客との問題をどう解決しましたか?」
- 顧客対応の経験を持っている場合、これもよく出される質問です。特に顧客の不満やトラブルに対して、冷静に対応し、良好な関係をどう築いたかをアピールすると効果的です。
- 「チームでの働き方を教えてください。」
- ニュージーランドでは、チームワークがとても大切にされます。これまでの職場やプロジェクトで、どのようにチームに貢献したのか、そして協力して仕事を進めた経験を伝えて、新しいポジションでもチームワークを大切にしながら仕事ができることをアピールしてください。
【面接で気をつけたいこと】
- 自信を持って自分のことを伝えよう:
- ニュージーランドでは、自分の経験やスキルを自信を持って伝えることが求められます。控えめすぎると、自分の強みが伝わりにくくなってしまうこともありますので、実績や能力については遠慮せずに話しましょう。
- 前向きな態度を大切に:
- 面接の中で過去の失敗や困難について話す際は、それをどのように乗り越え、何を学んだかをポジティブに捉えることが大切です。ニュージーランドには「トライ&エラー(失敗して、そこから学ぶ)」を尊重する文化がありますので、過去の失敗をネガティブに捉えず、成長意欲や前向きな姿勢を伝える機会にしてください。
- リラックスした姿勢で、アイコンタクトを:
- 面接中は、相手の目を見て話すことが信頼感を生みます。緊張する場面でも、リラックスして相手と目を合わせることを心がけましょう。
- 面接の最後に質問を:
- ニュージーランドの面接では、最後に応募者からの質問が求められることが一般的です。ここでの質問は、会社や職務に対する興味を示す良いチャンスです。「チームの文化はどのようなものですか?」や「このポジションで成功するために大切な資質は何ですか?」など、具体的な質問を考えておきましょう。
【まとめ】
まずは書類選考を無事に通ってここまできた自分に誇りを持ってください。面接は誰でも緊張するものですが、日本と違って企業も面接もオープンでフレンドリーな雰囲気であることが多いので、リラックスして前向きな気持ちで挑んでみてください。相手は自分を知りたがっているのですから、自分も相手のことを知りたい、どんな出会いになるだろう?と好奇心を持って楽しんでみるぐらいの気持ちがおすすめです。
You can do it :-)
Sally OTAKE(公認キャリアコーチ)
NZの上場企業などにて人材管理やマネジメントを10年以上経験。現在は海外キャリアコンサルタントとして、仕事の探し方から履歴書、面接のアドバイスまで実践的にサポート。お客様の満足度100%を保っている。
HP: sites.google.com/view/sallyotake/home
Facebook: https://www.facebook.com/61557181901962
メール:mail.globaleyes@gmail.com