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新たな旅路

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人も環境もいいのに…

 

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ウェリントンでの生活は、とても心地の良い環境でした。

美しい自然に囲まれ、素敵なご家族やそのご友人と出会い、日本のオンライン仕事にも恵まれて充実した暮らしだと思っていました。しかし、日が経つにつれて、その思いは徐々に薄れていきました。

住人も環境も申し分ないはずなのに、なぜか毎日が退屈に感じるようになりました。日々の生活は同じことの繰り返しで、「私はなんでここにいるんだっけ?」とNZに来た理由を見失い始めました。

そんなある日のこと。

インスタグラムで、友人がWWOOFを利用して充実した日々を過ごしている様子を目にしました。その笑顔や書かれていることが印象的で、農業の手伝いをしながら新しい出会いを楽しんでいる姿は、私の心を燻る何かがありました。

「私もこんな体験をしたい!」

その瞬間、心の底から感じた決意が生まれました。

新たな挑戦をすることこそが、私が求めていた答えだと気づいたのです。

早速調査へ!

友人の影響を受けた私は、WWOOFについてもっと調べることにしました。

WWOOFは、労働の代わりに衣食住を提供してもらうエクスチェンジサービスであり、参加者は多種多様な仕事内容に携わることができます。ガーデニングから農業の手伝いまで、その内容は幅広く、特にニュージーランドではこのプログラムが盛んに行われています。

他にも何人かWWOOFをしている友人がいるので、彼女たちそれぞれからさまざまな経験を直接話を聞くことで、メリットやデメリットを聞き取るうちに、どんどんとその魅力に引き込まれていきました。彼女たちの体験談が、私の背中を押してくれるような感覚を覚えました。

この瞬間、私は自分の未来に対する期待感で満ちていき、WWOOFへの参加を決意しました。

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WWOOFを申し込んだら早速返信が来た!だけど…

いざWWOOFに申し込むと、ワクワクする気持ちと同時に少しの不安もありました。特に、どのホストを選ぶかは重要です。

友人たちから、良いホストを見つけるためには、直近でコメントがあり、かつ多くのコメントがついていることがポイントだと教わりました。私はそのアドバイスをもとにして選んだ気になるホストにメッセージを複数送りました。

返信が来るまでの待ち時間はドキドキしましたが、ありがたいことに複数のホストから嬉しい返事をいただきました。その中で、なんと1週間後から参加できるホストが見つかったのです。

しかし、現在住んでいる家のノーティスが2週間必要だったため、今一緒に住んでいる家族にどう相談するかかなり悩みました。

でも、すでに私の決断は固まっていたので、勇気を出して次の日の朝にWWOOFに行くので家を出たいと打ち明けました。

感謝と次のステージへ

相談を受けた家族は、突然の展開に驚きつつ、やはり最初は少し渋い印象でした。

しかし、私が新しい挑戦をしたいという熱意を伝えると、最終的には了承してくれることになりました。

彼らのパーティに参加させてもらったり、近所のサタデーマーケットでのひとときを共に楽しんだりしてくれた家族との記憶を思い出すと苦しくなる部分もあります。それでも、私も新しい世界へ飛び出したいという思いが強く、居ても立ってもいられなかったのです。

新たな門出を祝ってくれる家族の温かさには、本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。

この瞬間から、私は再び新しい世界へと飛び立つことができたのです。

こうして、急に決まった新たな挑戦は幕を開けました。

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むにえる
元地方公務員。安定思考に疑問をもち、昔から夢だった「海外暮らし」のために公務員を退職して6月からワーホリ開始。スキル・英語力0から縁だけを頼りにどこまでいけるか挑戦中。

(note:https://note.com/meuniel_06)