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日本帰国時にしたその買い物、免税になるかも? 海外在住者の賢い免税店利用の仕方

「免税店」と聞くと・・・

空港の出国審査をパスした先の免税品売り場や日本の秋葉原などの電気街、という感じであまり私には馴染みの無いものでした。

免税品=ブランド物、化粧品、電気製品、といったイメージだからでしょうか?

日頃、海外に住んでいる方やワーホリなどで一時的に海外在住する皆さん

実は日本に一時帰国した時など、意外と簡単&お得に「免税品」を購入できるのです!

今回は、そんな免税店の賢い利用方法をご案内します☆

実は3種類ある免税店

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まず、免税店には空港型免税店(DUTY FREE SHOP)と市中にある空港型市中免税店(DUTY FREE SHOP)、そして市中型免税店(TAX FREE SHOP)の3種類があるのはご存知でしょうか?

それぞれの店の違いは「免税される税金の種類」の違いや「店舗の場所」です。

DUTY FREE SHOP(デューティーフリー)

2種類あるDUTY FREE SHOPのうちのひとつは、国際空港にいて出国審査をした先にある「空港型免税店」のこと。

こちらでは、日本国内で買い物をする時にかかる消費税、個別にかかる酒税・たばこ税、輸入品にかけられている関税等が免除されます。

出国審査をパスした先はすでに「国外(通称:クリーンエリア)」

日本でもなく、どこかの国でもないクリーンエリアで販売される物には税金をかけることはできません。

よって全ての税金が免除されるDUTY FREE SHOPでは、国内で購入するよりも安く買えるというワケですね!

なお、2016年から空港以外にも「空港型市中免税店」が誕生し、免税品を買える店が増えてきました。

東京周辺では高島屋免税店(新宿店11F)、ロッテ免税店(東急プラザ銀座店8,9F)、Japan Duty Free GINZA(銀座三越8F)の3店舗が話題になっていますね!

ここも空港型免税店と同じく全ての税金がかからずに買い物ができますが、すぐにその場で品物はもらえず、出国審査後の引き渡しカウンターで受け取ることができます。

よって購入した免税品は「機内持ち込み荷物」となりますので重量等には注意しましょう。

TAX FREE SHOP

TAX FREE SHOP(タックスフリー)は国際空港以外の場所、たとえばショッピングモールやデパート、家電量販店などに入っている「市中型免税店の」ことです。

こちらでは「消費税のみ」が免除されます。

消費税の定義は「その商品を消費する、使用する”国”に納める税」であるため、外国人または海外に在住の日本人に「(日本国内でその商品を消費しないため)納税の義務はなし」と考えられているからです。

免税店での買い物の仕方

日本国内において2019年秋から消費税が10%に引き上げられた今、海外在住の日本人が「消費税や酒税、関税のかからない」の免税価格で購入できるのは、かなりお得ですよね♪

しかしながら…もちろん、いくつかの購入条件がありますヨ!

免税(DUTY FREEまたはTAX FREE)表示の店で購入する

あたりまえのことですが「免税」表示のある店でないと免税価格で買うことはできません。

空港の出国審査前の誰でも立ち入ることのできるエリアにも「TAX FREE SHOP」がありますので、買い物前に「タックスフリーですか?」と確認してみましょう。

パスポートや航空券の提示

買う商品を”国外で使用する”証明のために、購入時には必ずパスポートや航空チケットの提示が必要になります。

購入した際、免税関係の書類を↓こんなふうにパスポートに貼付してもらえます。

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空港で手荷物検査を受けた後、税関でこの「輸出免税品購入記録票」を渡してチェックを受けます。

この記録票だけを係員が外してOKの場合もありますが、免税で買った購入品をすぐに見せることができるよう、あらかじめ「機内持ち込み荷物」に入れておきましょう。

もし理由があって「預け入れ荷物」に入れる場合は、事前に空港内の税関窓口で書類と購入品を提示してください。

なお、国内での消費が✖とされる消耗品(食品、お酒、化粧品、医薬品等)はパッケージを開梱しなように注意してくださいね!

また、免税店ではパスポートの出入国日をチェックをされますので、最近の顔認証電子ゲートで通った際は脇にある窓口で「出入国スタンプ」を押印してもらうのを忘れずに!

一定額以上の購入時のみ(日本では5000円以上)

国によって異なりますが日本では「5000円以上の購入時」に免税が適用されます。

免税には購入限度額、数量がある

海外で購入した免税品を持って帰国する場合、それぞれの国の規定で「免税の範囲」が決められています。

いつも帰国便の機内で配られる「入国審査カード」で記入する場所がありますよね?

ニュージーランドの主な免税の範囲はコチラ↓

◆酒類
ワインまたはビール4.5リットル(6×750mlボトル)
スピリッツ、リキュール類またはその他のアルコール飲料の1125mlボトル3本
 
◆タバコ
紙巻タバコ50本、刻みタバコ50g、葉巻タバコ10本(各10gとして)
 
◆その他
合計金額がNZ700ドルまでの物品。
 
※700ドルを超える場合は申告が必要。
購入時のレシートの提示を求められることがあります。

詳しくはニュージーランド税関のHPで確認しておきましょう。

市中でも見かける「免税(TAX FREE)」のサイン

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↑今回、免税で買ったモバイルPCは消費税10%分の3,300円が免税になりましたヨ♪

ここ数年、世界的に見て物価の安いと言われている日本。

今回の帰国で中国人をはじめとする外国人観光客が多いこと、そして以前よりも「免税(TAX FREE)」のサインが多いことに驚かされました。

電気街で有名な秋葉原や東京周辺だけでなく・・・私が訪れた地方都市のショッピングモールにさえある「タックスフリー」のサイン。

うっかりパスポートを持って行かなかったことを何度悔やんだか…;

日本帰国時には常にパスポートと航空券やe-チケットをスマホなどで提示できるようにしておくことをオススメします!

そして・・・買い物時には以下の点を要チェック☆

  • 5000円以上の買い物をする場合
  • 「免税」表示のある店か確認
  • 免税範囲の確認
 

一時帰国時も「免税店」をうまく利用して、お得なショッピングを愉しみましょう♪

記者プロフィール

Chiz

Chiz

手仕事人
好きなものに囲まれ心豊かに暮らしてゆきたい。
https://livingwithnature.net/

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