今回は、日本とニュージーランドのゴルフ事情の違いを検証してみたいと思います。
ニュージーランドは、ゴルフ天国と言われます。それは日本に比べて料金が安い、日本と季節が逆で、日本の寒い冬に温かい気候の元でゴルフが楽しめる。都市から比較的近い場所にゴルフ場がある、夏時間の時期は、遅くまで明るいので、頑張れば2ラウンドできることなどが理由でしょう。しかし、一概にそのことが良いとは限りません。
まず、日本と比べて料金が安いと言われますが、確かに安いゴルフ場は数十ドルでできます。ただ、日本と施設やコースの整備度が違います。日本のゴルフ場は、シャワー施設、ロッカールーム、レストランなどが充実しています。なかにはお風呂まであるゴルフ場がありますが、ニュージーランドのゴルフ場は、“え?羊に食べさせて芝生を整備しているの? ”と思われるようなコースもあります。また、トイレとカフェぐらいの施設しかない場所も多いです。ですから、料金だけで比較するのは少々無理があるでしょう。
次に、季節が逆で日本の芝生が茶色になった冬にはニュージーランドは夏なので、さぞかし気候が良く、芝生も緑だと期待するのは、間違いです。
夏のニュージーランドのゴルフ場は、芝生が結構荒れています。なぜなら、ニュージーランドの夏は乾季にあたり、雨が少ないのでよっぽど高級な整備が行き届いたゴルフ場でない限り芝生が枯れてしまうからです。日差しも強いので、地面が割れて決してお世辞にもコースの状態がいいとは言えません。逆に、ニュージーランドの冬は雨が多く、雪の降る寒い地方のゴルフ場でなければ、コースの状態がいいです。ただ、雨が多いのを覚悟する必要があります。
また、ニュージーランドの夏は、気温はそれほど高くないですが、紫外線が強く、日差しがキツイのでしっかりした日焼け対策が必要です。
それ以外に、キャディーがいないこと、ハーフラウンドでの休憩がないこと、電動カートが手頃にレンタルできること、それほど混み合っていないなどの違いがあります。