皆さんは、日本の万歳三唱にあたる掛け声が、ニュージーランドにも存在するって知っていますか?
イギリス発祥ですが、イギリス連邦国の一つであるここニュージーランドを含め、現在では英語圏で広く耳にする喜びの表現です。
知っておくと、みんなで一緒に盛り上がれて、楽しいですよ!
Hip Hip Hooray(ヒップ・ヒップ・フーレイ)
イギリスを中心とした英語圏で、何かや誰かを応援したり、称賛する際に、喝采を送り叫ぶ、日本の万歳三唱のようなもの。
初めのhipはhippityに変わる場合もあり、またhoorayの部分はhoorah、hurrah、hurrayなどとも発音・スペルされるそうです。
"hip"=「お尻?」と思ってしまいますが、ここではその意味ではなく、掛け声の間投詞として使われています。
ちなみに、日本でよく応援の時に聞く「フレー、フレー」は、このHoorayと同じなんですよ!
使い方
1人だと感動詞の形になりますが、複数人いる場合は、唱和になります。
唱和の際には、一人が「Hip hip!」と掛け声をかけ、周りの人たちが「Hooray!」と応えて、それを3回繰り返します。
その前に、“Three cheers for ○○”という導入部を付ければ、「○○に万歳三唱!」という言い方もできます。
シチュエーション
バースデー
Hip hip hoorayを使うシチュエーションとしては、誕生日のお祝いの場が最も一般的です。
「ハッピーバースデートゥーユー」のおなじみの歌を歌った後、日本では「イェーイ!」「おめでとう~」などと言って盛り上げることが多いですが、こちらでは、歌の後に続けて「Hip Hip Hooray!」をみんなで三唱します。
宴会・パーティーでの乾杯
パーティーなどで万歳三唱すれば、場が締まって良いですよね。
昔の上流階級のイギリス人たちは、お酒を飲む前に、国王の肖像画に向けてグラスを掲げ、「Hooray!」と叫んで乾杯したそうですよ。
このように古くからある表現ですが、現在でももちろん使われていますのでご心配なく。
スポーツ試合や祝典
スポーツの試合では、選手を応援したり活躍を称えて、万歳する観客の姿が見られます。
また、祝勝パレードや祝典などでも用いられます。
実際に、2012年に開催された女王エリザベス2世の在位60年記念行事「ダイヤモンド・ジュビリー」の際にも、ロイヤルファミリーをはじめとした人々によって、この万歳三唱が行われました。
イギリス式の万歳、いかがでしたか?
日本と同じで三唱するところに親しみを感じますね。
どのシチュエーションでも基本的に喜びを表す掛け声なので、恥ずかしがらずにぜひ使ってみてください!