ビーチでよく見るブドウのような海藻、ネプチューンズ・ネックレス。
指で潰すと水が出てくるので、プチプチ潰して遊んでみた経験がある方も多いのでは?
調べてみると、この海藻は食べることができるのだそうです。
そもそもどんな海藻なのか? どう調理するのか? どんな味なのか?
今回は、そんな謎に満ちたネプチューンズ・ネックレスについてご紹介します。
ネプチューンズ・ネックレス (neptune’s necklace)
ネプチューンズ・ネックレスは、Hormosira banksii、Neptune's pearls(意味:ネプチューンの真珠)、sea grapes(海のブドウ)や、bubbleweed(泡の草)という名でも知られる海藻の一種です。
水分を貯めこむ薄い層があって乾燥に強いため、他の海藻との競争を避けて、波が穏やかな中潮の岩礁に自生していることが多いです。
色はオリーブのような緑または茶色で、イガイガした球体がネックレス状に連なった形をしており、オーストラリアとニュージーランドの2か国で見られます。
食用にする際は、汚染されていないエリアで育った新鮮なネプチューンズ・ネックレスを使用してくださいね。
調理法① Fresh
新鮮なネプチューンズ・ネックレスを水で良く洗ってスライスし、サラダなどに加えたり、トマトや玉ねぎ、キュウリと一緒にマリネ漬けしてレリッシュに使用できます。
また、クラッカーにクリームチーズを塗って、上に乗せて頂くのもお勧めなのだとか。
私はクラッカーのレシピを試してみましたが、意外なほどに無味無臭なので、彩りと食感を楽しむために少し散らすのにぴったりだと思いました。
調理法② Boiling
茹でると明るい緑色になり、少し茎わかめのような食感と風味になります。
生で食べるのに抵抗がある人はぜひ軽く茹でてみてください。
調理法③ Frying
ネプチューンズ・ネックレスを洗ってから穴を開けたりスライスして中の水を抜き、水気を切って、薄く油を敷いたフライパンで炒めます。
そこにパプリカなどの野菜を加え、最後に塩コショウで味を整えます。
調理法④ Drying
ネプチューンズ・ネックレスを洗って、風通しがよい所で自然乾燥させます。
中の水を抜く必要はありません。
食べる時は味噌汁などに加えると、色も鮮やかに戻ります。
若干塩気と出汁が出ますので、汁物は最初から少し薄めに味付けしたほうが良さそうです。
謎だらけだったネプチューンズ・ネックレス、いかがでしたか?
意外と調理法の幅が広い食材でしたね。
見た目も面白い海藻なので、ビーチに出かけた際にはネプチューンズ・ネックレスを探してみてください。
そしてグルメな方・勇気のある方はぜひ食べてみてくださいね!