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ジェスチャの違いに気をつけて!

ニュージーランドと、日本ではジェスチャーの意味が異なったりします。それによって、混乱を招いたりすることがあるので気をつけましょう。

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今回は、キウイにとって困惑する日本人のジェスチャーや行動についてのお話しです。
ニュージーランドと日本では同じジェスチャーでも違った意味になる場合があるので気をつけましょう。 代表的なものが人を呼ぶときのジェスチャーです。
“こっちに来て”というジェスチャーは日本では、手の甲を上に向けて、指を下にして振りますが、西洋の国では、“あっちへ行け”という意味になってしまいます。したがって、勘違いされて怒らせてしまう可能性があるので気をつけましょう。
ちなみに西洋の国では、手の甲を下に向けて指を上にして振ると、“こっちに来て”というジェスチャーになります。
 
ジェスチャーではないのですが、日本人特有の“ジャパニーズスマイル”も混乱を招きます。
スマイルは、ニュージーランドでも日本でも相手に好印象を与えます。しかし問題なのが俗に言う“ジャパニーズスマイル”というやつです。
相手の言っていることが分からなくて照れ隠しのためや、ごまかしたりする場合によくするあの薄ら笑いというか、苦笑いです。キウイにとっては、ミステリーな笑いとして混乱するようです。キウィでも照れ隠しや、困った場合に苦笑いをしますが、ちゃんと結論を言ってくれます。例えば、苦笑いしたあとに、“分からなかった”とか、“それはできません”とか言ってくれます。落ち度があればあやまってくれます。しかし、往々にして日本人の場合、スマイルだけして、そのあと何も言わないので、キウイにとってなぜ笑っているのか分からない場合が多いです。
 
日本人のうなずきも問題があるようです。日本人は、とかく話の最中にうなずきますが、キウイはほとんどうなずきません。また、日本人は話の途中に“はい”とか、“ええ”とか、“そうですね”などのような聞いている意思表示の相づちの言葉を発しますが、キウイはほとんどしません。それで日本人にとってはこのような言葉がないと調子が狂ってしまうし、果たして話を聞いてくれているのか、理解してもらっているのか戸惑ってしまいます。特に電話の場合は電話がつながっているのか疑ってしまうこともあります。しかし、キウイにとってこのような言葉は逆に邪魔なようです。

 

記者プロフィール

Arata

Arata

ニュージーランド滞在20年以上の視点から日本とニュージーランドの習慣の違いや、グローバルで活躍するためのヒントについてブログを執筆。
 
最近4コマ漫画のブログも掲載中

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