今回は、前回の子供に日本語を勉強させる環境のパート2です。
日本語の文章を読む環境にする
日本語の本がすぐ読めるように子ども部屋に置くのが大切でしょう。
本は語彙を増やすのに大変役にたちます。ただ、本を読む習慣をつけさせる必要があります。いきなり字ばかりの本は子供が読もうとしないので、絵の多い本がいいでしょう。日本の本は絵が多くて子供でも馴染みやすいと思います。本を読む習慣をつけるには初めは漫画でもいいと思います。漫画はフリガナがふってあるので、漢字が苦手でも大丈夫です。外国人も漫画から日本語を学んだという話はよく聞きます。
とにかく本を開かせる習慣をつけさせることです。そのためには子供に本は楽しいもの、役に立つものと思わせなければいけません。子供が分からないことがあったら、百科事典で調べさせたりして、本が役に立つことを教えました。
幸い僕の子供は地図が大好きで、暇があれば地図を見ていました。誕生日のプレゼントに高校生が授業で使う日本地図をプレゼントに欲しいと言ったぐらいです。親としては、もう少し違う本を読んでほしいと思うところですが、まずは自分の好きな本ができたというのが本を開かせる習慣になればと思い、色々な地図を買い与えました。幸い、高校生の授業で使う地図は、地図だけでなくその地域の産業などのデーターも載っているので結構字を読むのにもいい本でした。また、日本の産業や気候、グラフや表の見方などを学ぶにも役に立ったと思いました。
ただ、夜遅くまで本を読んで早く寝なくなったりしたので、それをコントロールするのが大変でした。電気を消させても、そっと懐中電灯で本を読んだりしていたようです。
目が悪くなるのが心配だったので、あきらめて、ベットの近くに電気スタンドを用意して、明るくして本を読ませるようにしました。まあ、目が悪くなるより、多少夜遅くまで起きていてもその方がいいと思いました。
日本に帰ったときに、日本の本を買ってきたり、日本の家族がこちらに来たときに、子供が好きそうな本を買って来てもらいます。まださすがに小説は苦手なようですが、日本の本は絵などが多いので飽きないようです。
インターネットで日本語の情報を検索するのも日本語習得にはいいと思い、コンピューターも割に早い時期から与えましたが、日本語の動画はよく見るようですが、やはり漢字がネックで、日本語では調べ物をインターネットではしないみたいです。それどころか、最近ゲームをコンピューターで始めて、読書の時間が減ってしまったみいなので、最近は家では親と一緒に動画を見る以外は、極力コンピューターを使わせないようにしています。
パート3に続く