今まで、バイリンガルのメリットやデメリットなどについてお伝えしてきました。
しかし、たとえ自分の子供をバイリンガルにしたいと思っても、親の希望だけでは叶いません。親として、子供がバイリンガルになるような環境を与えてやり、なおかつ子供にモチベーションを与えてやらなければいけません。
今回は、子供がバイリンガルに理想な環境や、どのようにしたら子供が複数の言語を習得する気にさせるかについて考えてみたいと思います。
自分自身学者でもないので、何がいいのかよく分かりません。したがって、自分の子供を通しての経験から考察してみたいと思います。今のところ、僕の子供は順調にバイリンガルの道を辿っているように感じます。僕の子供については、以前の記事でご紹介したので参考にしてください。
まず環境ですが、日本語を自然に聞いたり話したり、読んだりできる環境にしています。とりわけ小さな子供に勉強の時間という形で言語を学習させるのは無理があると思います。
具体的には;
- 日本語の番組が見える環境にする
今は簡単に日本語が聞ける環境にすることができます。
例えばYouTubeなどの動画配信、有料ですがケーブルテレビの日本語放送、Slingboxなどでの日本語番組視聴システムで日本の番組が見られます。
たとえ日本語放送が見られても、子供は興味がなければ見ません。ですから、子供に興味がある番組を見せています。初めのうちは、アニメを中心に見せていました。サザエさんなんかお勧めです。なぜなら同時に日本の文化や習慣も学べるからです。その他では、子供がサッカーに興味を持ち始めたので、キャプテン翼も見せました。自分の興味がある内容なので、問題なく飛びついてくれました。
また、親が子供に興味を持ってもらいたい内容の番組を見せました。具体的には、脳のトレーニングに囲碁に興味を持ってもらいたかったので、ひかるの囲碁を見せました。また、学校の通勤に自転車で行かせようと思って、自転車に興味を持たせるために、弱虫ペダルを見せました。このアニメはチームワークの大切さなどを教えるのにもいい番組でした。すでに、アニメは面白いという体験があるので、アニメなら無理なく見せることができました。
現在はアニメだけではなく、旅行番組、科学番組、歴史番組、バラエティー番組、情報番組を中心にいりいろ見ています。
親の見ている番組は子供も見るので、最初のうちは親も一緒に見ることをお勧めします。子供というのは、親のやっていることを真似たがります。たとえその場では興味を示さなくても、親の行動をよく見ています。時には大人向けの番組でも親が日本語のテレビを見ていれば子供は親と一緒にテレビを見ます。ただ、子供が見ていても飽きないように、CGなどが多い宇宙の番組や、今と違った日本のことが分かる歴史番組を選んでいます。また、現在の日本事情や流行り言葉などの現在の日本語がよく分かるバラエティーを見るようにしています。
内容的には今の子供の日本語力では難しいのが多いですが、子供は大したもので、内容が分かっているようです。また、関西弁の番組を見せたら、そのあとすぐ関西弁をコピーしていました。
日本の番組は、ニュージーランドの番組に比べて作りもいいので、ニュージーランドのテレビを見るより楽しそうです。
パート2に続く