日本とは違う風邪の克服方
ニュージーランドに来て、風邪をひいてしまったらどうしますか?日本の風邪薬はまず手に入りません。今回は、ニュージーランド風邪の克服法を紹介しましょう。20数年前は、風邪をひいたというとGPでさえ
「チキンスープを飲んで寝ときなさい」
と言われたものです。薬も何も出してくれません。大体風邪でお医者に行く人なんていません。
今ではそれをわかっているのでお医者にはいきませんが、家族が風邪でしんどそうにしているのを黙って見ているのは辛いので、いくつかのことをします。
ビタミンCのサプリメント
普段から飲んでいますが、風邪かなと思った時には1日に何度か飲むようにします。ビタミンCは多く摂取しても余分なものは体外に出てしまうので、一度に何粒も飲んでも意味がありません。
Viralex Attack
ケミストで買える具合の悪い時に飲むサプリメントです。風邪薬も多く売っていますが、強いものも多いし、眠気を起こしたりするのもあります。“Viralex Attack “は生薬をメインにした身体の免疫力を高めるサプリです。具合が悪くなるとこれを飲むというキウィが多いようです。
チキンスープ
「食欲があるのであれば、基本的に好きなものをてべてもいいよ」
と以前GPに言われました。日本のように消化の良いものとか、脂っこくないものとか、そんな細かいことは言われません。食べたいものを食べれば良いと言うことです。とはいえ、喉も痛いかもしれないし、温かい柔らかい、それでいて栄養のあるものが良いでしょう。チキンを食べる人なら野菜とチキンを煮たまさにキウィのいうチキンスープが一番でしょうし、チキンを食べない人なら野菜だけのスープに柔らかく煮た豆などを足してタンパク質を増やしたスープでも充分です。温かい食事で満腹になれば、それだけで良くなったような気分になるものです。
レモンとハニー
定番中の定番ですが、欠かせません。季節的にレモンはどこの庭でも溢れているし、スーパーでもこの時期は安く買えます。レモンを絞って、それに適量お湯を足して、飲みやすい甘さにハニーで調節をします。喉がイガイガして、熱くて酸っぱいものが辛いのであれば、ぬるま湯でハニーを溶かしてぬるめのハニーレモンでも構いません。レモンでビタミンCを摂取し、ハニーで荒れた喉をスムースにしてくれます。ホットミルクにハニーを混ぜたものもおすすめです。風邪で疲れた身体には心地よいものです。どちらもカフェインフリーなので、寝る前に飲んでも睡眠の邪魔になりません。ハニーは普通のハニーでも良いですが、マヌカハニーの方がよく効きます。
良くなるまで身体を休めて、睡眠を充分に摂るようにします。日本では、風邪程度で仕事を休むと怠け者のように思われると心配になりますが、ニューシーランドでは、風邪をひいているのに職場に行くと嫌がられます。風邪の菌を周りの人にうつしてしまう可能性があるからです。風邪をうつしてほしい人なんていないですよね。
日本の風邪薬は買えませんが、代わりにニューシーランドならではのものがあります。先にも書いたマヌカハニーもそうですが、プロポリスも免疫力を高めるのに普段から飲んでおくと良いかもしれません。人混みを避けるのが一番良いのですが、そんなわけにもいかないですよね。日頃から免疫力を高めることを頭に置いて食べたり、飲んだりすように心がけてみましょう。
グレープフルーツにハニーを混ぜても美味しいですよ
Happy Living!
~PUKEKO