トリックorトリート?
近年ではニュージーランドでもハロウィンが一般的になってきていますが、25年ほど前にはこんな習慣はなかったんですよ。ハロウィンはアメリカの文化だと思っていたのですが、実はなんとアイルランだったらしいです。ハロウィンの起源といわれている古代ケルトでは、10月31日に死後の世界の扉が開き、亡くなった霊がこの世に戻ってくると言われていました。日本のお盆みたいですね。この時にご先祖だけでなく、悪霊や私たち人間に悪さをする精霊も一緒に出てきて、人間に害を与えると言われていたそうです。そのためにこの悪霊たち仲間だと思わせて、身を守るために魔女の格好や怖いマスクを被ったりする人がいたそうです。現在ハロウィンで仮装をするのはその習慣からきているのですね。
さて、ニュージーランドでも定着したハロウィンですが、どうすればいいのかわからないという方もいるのではないでしょうか?夜までお家にいないというのであれば何もしなくていいでしょう。トリックorトリートと呼ばれるお菓子をもらいにくるのは子供たちなので、夜暗くなってからは来ません。もし、昼間や夕方に家にいて、こんな子供たちが来たらお菓子をあげたいというのであれば、事前にスーパーなどで売っている個包装のキャンデー類を用意しておくと良いでしょう。今の時代ですので、お菓子作りが得意であっても、見知らぬ人からの手作りクッキーとかは不気味がられる可能性があります。市販のお菓子を買っておくのが無難です。
逆にこういう子供たちに来てほしくないという方は、玄関の手前に”No Halloween”と書いたものを貼っておくと良いでしょう。子供たちには大抵親がついてきていますで、歓迎されないお家にわざわざ子供を行かすことはしないようです。またゲートの閉まったお家には一般的には入ってきません。
ハロウィンはしないという人も、ハロウィンのデザインのクッキーやお菓子を作ったり、食べるのは楽しいのではないでしょうか?
ニュージーランドはかぼちゃの季節ではないのですが、、
Happy gifting!
-Pukeko