日本ではなかなか見かけないルバーブ。食べ方や育て方を知らない方必見。
ニュージーランドに来てしばらく経った方なら、一度は聞いたことのある野菜ルバーブ。でも日本ではまだ馴染みがないため食べたことがないという方も多いと思います。見た目はふきのようで、太くて赤いですね。さてこのルバーブ、一体どういう野菜なのでしょう。
ルバーブは原産地がなんとシベリア!シベリアにも野菜が育つんだと改めてびっくりしました。大昔から栽培されている野菜の1つで、昔は薬としても使われていたそうです。ルバーブの別名をダイオウ(大黄)と言いますが、ダイオウは中国の高原地帯に自生する食物で、中国でも薬として使われています。このダイオウを食用に改良したものがルバ-ブだそうです。体に良さそうですね。効能としては整腸や利尿、抗菌などに効果があるそうです。
ルバーブはかなり好き嫌いの分かれる野菜ですが、苦手だという方は、独特の酸味のせいではないでしょうか?充分アク抜きをしてから調理します。おかずよりも、ジャムやパイのフィリングに使われることが多いです。
お店で売っているルバーブに葉が付いていない理由をご存知ですか?意外に知らない方が多いのですが、葉には毒性があります。なので葉を切り落として売られているのです。
キウィのおうちでは、自分でルバ-ブを育てている方も多いですね。好きな方は自分で育ててみましょう。レタスやトマトのように今年収穫したら終わりではなく、何年にもわたって収穫ができます。ガーデンショップで大抵1株づつポットに入って売っています。
ルバーブのバラエティ
- Victoria:
- 一番一般的な種類。比較的小ぶりで、赤と緑の茎。
- Ruby Tart:
- 赤い茎でこの種類の味を好む人も多い。
- Winter Harvest:
- 明るい赤色の茎で、甘くジューシーな味が特徴。
- Glassine’s Perpetual:
- 育てやすく、細くて明るい赤い茎が特徴。
ルバーブは水はけの良い、栄養豊富な土を好みます。砂質には育ちません。気温24以下の環境で育てると成長し続けてくれます。32度を超えると活動を停止して、気温が下がると再び茎を伸ばし始めます。植える時は穴を深めに(1mまで)用意し、コンポストなどをたっぷり混ぜてあげます。複数植える時は、間隔を60cmから1.2mほど空けます(ポットでも育ちます)。茎が分厚くなってきたなと思ったら収穫時です。長くそのままにしておくと苦味が増して、木のようななってしまいます。茎が収穫できそうになったら、切るのではなく、土のすぐ上から捻るようにしてもぎ取ります。長い緑っぽい茎よりも薄いピンクの若い茎の方が甘みがあります。すぐに食べない場合は、冷蔵庫で保管できます。
順調に育ってわさわさ藪のようになってきたら、株分けもできます。春、秋または冬にします。水をやって新しく植えた場所が気に入れば、すぐに短い茎を伸ばし始めます。
一度落ち着いたらほとんど手入れのいらないルバーブ。お好きな方は是非ご自分で育ててみてください。
Happy Gardening!
-Pukeko