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ブルー・スプリングス

を感じながらのピクニックと温泉は如何?

Blue Springs

 ハミルトンからちょっと足を伸ばしたところにBlue Springs という透明度の高い湧き水があふれている所があります。ニュージーランドのボトル飲料水の60%以上はこの湧き水です。そこから13キロ離れたところにママク高原があり、そのあたりの水が地下の帯水層を通過して50年〜100年かけてBlue Springsに湧き出ているので、透明度は抜群です。1分間になんと42000リットル吹き出ているのです。これは25メートルx6列のプールを12秒で満たす量です。1年中温度は11度で、綺麗な青色か少し青緑色かかって見えます。

 ママク高原からテームズまで流れている川は最初はキャプテンクックが名付けたテームズ川と呼ばれていましたが、1947年にマオリ男性の名前の1部を使ってワイホウ川に変名されました。駐車場からその川に沿って、牧場を右手に見ながら1時間半ほど歩いたら、自然水が湧き出ているとBlue Springsに到着できます。5キロ弱の歩きやすい道のりです。ピクニック用のテーブルはありますので、お弁当やお菓子など持って行くのも、楽しみです。が、お手洗いの他に何もありません。湧き水がそのまま飲めるはずもないので、お水もお忘れないように。

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牧場

  左右に見える牧場は1934年にアッデンブルーク一家がやって来て、木を切り倒し土地を開拓したりし、ご主人は 鹿猟りに興じていました。1967年ハント夫婦に牧場を貸し、そこで乳牛を放牧し利益を分け合いました。一旦はアッデンブルーク一家は出て行きましたが、牧場に戻り、ワイホウ川に水車を作って牧場まで水を送り、それで、家で使う電気も起こしました。その当時の鹿狩りたちはワイホウ川にイノシシが走っている絵を立て、競技を競ったと言われています。

 私が行った時は、春のような陽気なお天気で、ワイホウ川に沿って上流へと歩きました。水泳は禁止されていますが、川でニジマス釣りをしている男の人もいたし、ジョギングをしている女性にも会いました。兎に角、純水度の高い水に驚きながら、しっかりと写真を撮りました。のどかな牧場を見ながら、いい散歩ができ、疲れも一掃しました。意外に大勢の人が来ていました。

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オパール温泉

 帰途、マタマタ中心部からTower Roadへ入って行くと、右手に標識が見えます。ゴルフ場の次にオパール温泉があります。町から6キロぐらいです。とってもローカルな温泉ですので、入場料は大人8ドル子供6ドルで超安です。温泉に来ていた人たちもほとんどローカルのようでした。

歴史

 1886年にファーストさんは自分の敷地に温泉を見つけましたが、1900年ごろアイットキンさんに売りました。それから、ティザードキャプテンがプール3つ(大中小)建設し、オーカウイア温泉(当時の名前)を作り上げました。1920年ごろは、国中でとても有名になり、あちこちから大勢の人がこの温泉やキャンプの楽しみに来ました。

 そばに「ラマロア」と言うプライベートのプールがあります。マオリ伝説にマオリ族長と奥さんを乗せたカヌーの名前です。ある時、ワイホウ川のオーカウイア辺りを2人がカヌーで渡っている時、夕暮れになると気をつけろとか石になってしまう危険もあるとか言われていました。本当に日暮れになると、その辺りで族長は寒気を感じ、もう怖くて進むことを断念し、奥さんに火を燃やすよう命じました。このラマロアプールは、怖くて動けなくなったカヌーの真下から火が燃えて水が熱くなっていると言われています。

現在

 2000年に名称がオパール温泉と変わりました。キャンプ場、バーベキュー、ピクニック、子供達が遊べる場所もあり、キャビンの宿泊施設もあり、クリスマス日以外1年中9am~9pmオープンです。プライベートプールだけは予約必要です。詳細はこのウェブサイトで:https://www.opalhotsprings.co.nz/our-pools

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田舎風の温泉に浸かって、のんびりしたい人/ご家族にお勧めです。

ピワカワカ

 

記者プロフィール

ピワカワカ

ピワカワカ

悠々自適な生活に甘んじています。自然が好きで、写真を撮りながらよく歩きます。 歩きながら、木とか花とか目に入ったものの名前を覚えるのも楽しいですね。

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