ニュージーランドのサマーシーズンは、自然を味わうにはぴったりの時期で、田舎でホリデーを楽しむ方も多いはず。しかしそこで、気をつけたいのが「虫刺され」です。
虫の種類によりますが、刺されると数週間から1ヶ月以上もかゆみを伴い、跡が残ってしまう場合もあります。そこで、ニュージーランドで気をつけたい虫の種類についてまとめました。また、夏に生息している虫だけでなく年中気をつけたい虫もご紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください。
■サンドフライ
サンドフライとはハエやブヨなどの総称で、人を指すハエはサンドフライト呼びます。抗体があるかないかで刺されたあとの症状が異なり、蚊と同じ程度のかゆさの場合から10〜20cmほど赤く腫れる場合まであります。
朝方や夕方の水辺に多く生息しているため、キャンプやハイキングへ行く際は虫除けスプレーは必須です。
噛まれた時はチクッとした痛みを伴うため、噛まれたと気づくこともあります。かゆみが止まらない場合は、抗ヒスタミン軟膏や内服薬でかゆみを抑えます。
■ベッドバグ(南京虫)
バックパッカーズやホステルなどの滞在で気をつけたい虫が「ベッドバグ(南京虫)」。ベッドバグはカメムシの仲間で、ベッドや布団やカーペットに潜み、夜寝ている間に人の血を吸います。血を吸われると赤っぽい湿疹ができ、眠れないほどのかゆみに襲われることもあります。
バックパッカー旅をする人が多いニュージーランドでは、他の宿からベッドバグをもらってきてしまい、同じ部屋になった人が噛まれてしまう・・・ということがよくあります。
ベッドバグは熱に弱いため、衣服やカバンに付着している恐れがある場合は、乾燥機で熱を加えて除去するようにしましょう。
■蚊
ニュージーランドではサンドフライが有名ですが、普通の蚊もいます。蚊は夏に活動のピークを迎えますが、ニュージーランドは冬でも暖かい日があるため、大人の蚊は1年中活動しています。そのため、季節に関わらず注意が必要です。
■ノミ・ダニ
日本と同じく、ニュージーランドにもノミやダニはいます。ノミやダニに噛まれると、蚊に刺されるよりも強いかゆみを伴うため、定期的に対策はしておきたいですね。
ペットを飼っていない家でも、庭に遊びにくる野良猫などが運んでくることがあるそうです。そのため、ペットがいる方や近くに野良猫がいる場合は注意しておきましょう。
■ミツバチ・スズメバチ
ニュージーランドには蜂がたくさんいます。街に住んでいても蜂をよく見かけますし、3Fの家のベランダでもよく入ってきます。
特に、Wasp(ワスプ)と呼ばれる蜂には注意が必要です。スズメバチの一種で攻撃性があるため、見つけた時は近づかずに走らず避けるようにしましょう。
■まとめ
日本でもお馴染みの蚊や蜂の他にも、ニュージーランドではサンドフライやベッドバグ対策もしておくのがおすすめです。
せっかく楽しい旅行なのにかゆくて夜も眠れない・・・なんてことのないように、事前に対策をしておきましょう。