たくさんの魚が釣れるのがサビキ釣り。ニュージーランドで楽しむ方法を紹介します。
前回、筆者はニュージーランドと日本では売っている釣り道具に違いがあると書きました。
一方で、ニュージーランドでも簡単に手に入る日本式の釣り道具があります。 それはアジやイワシを釣るための「サビキ」という仕掛け(針と糸を組み合わせたもの)です。
この釣りは初心者にもぴったり。 方法については日本のウェブサイトで簡単に検索できますが、ニュージーランドでやる場合には 少し工夫が必要です。この記事はニュージーランドでの応用について紹介します。
またこちらの撒き餌についても紹介しますので、ニュージーランドに来て釣りをしたい人もご参 考ください。
小型の魚を釣るならサビキ釣り
サビキとは小さな羽が付いた針が何本付いた仕掛けです。この針についた羽をアジやイワシはエ サだと勘違いします。魚の群れがいれば、一度に何匹もの魚が釣れる事もあります。
ちなみにニュージーランドではサビキは「bait catcher」と呼ばれています。ニュージーランド流 の釣りにおいてアジなどは所詮、釣り餌なのですね。
日本式との違い
日本のサイトでサビキ釣りの方法を検索してみると、仕掛けに小さなカゴがついていると思います。 このカゴにエサ(撒き餌)を入れ、アジなどの群れを呼び寄せるのですが、このカゴはニュージー ランドではほとんど売られていませんので、使わない方法を考えてみましょう。
魚を集めるための撒き餌は「Berley」という名前で呼ばれています。店では釣り餌の冷蔵庫に入っ ています。日本では撒き餌は超小型のエビですが、Berleyは魚のミンチがベースです。
ニュージーランドの撒き餌「Berley」の使い方
Berleyはビニールの袋に入れられて冷凍されています。 使い方は色々ですがニュージーランド人がやっていた使い方は次の通りです。
- 凍ったBerleyの袋にナイフで多数の切り込みを入れる
- 付属するネットに入れて、ロープをくくりつける。
- 沈んでしまわないようにペットボトルもつける
- 海に放り込む。流れていかないようにロープの端は近くに固定する。
こうすればBerleyが溶けるに従ってネットから排出され、魚をおびき寄せます。
あとはサビキを投入するだけ
サビキ仕掛けの一番下には重りをつけましょう。そして魚が集まってきたらそこに仕掛けを投入 するだけ!針にはにエサをつけていませんが、撒き餌でテンションが上がった魚が針に食いつき ます。
サビキの針にエサをつけるのもあり
日本では基本的にサビキの針にはエサをつけません。ですが、サビキの仕掛けはニュージーラン ドで手に入る貴重な「小さな針」なので、エサをつけて釣るのもオススメです。この場合、Berley 無しでも釣れると思います。
最後に、ニュージーランドでは持ち帰っていい魚にサイズ制限がある場合がありますのでお気を つけて!定期的に警察官がチェックしに来ますよ。