どこかのポストカードで見かけませんでしたか?富士山の様に左右対称に裾野を広く広げる清々しい山。その名もマウントタラナキ(mt.taranaki)です。映画「ラスト・サムライ」のロケ地としても有名な山ですね。
実はこのマウントタラナキ、山頂まで行かずとも大絶景が拝めるのです。
登山口から樹林の気持ちがよい木道を抜けてゆるやかな山道を登ること2時間半!
大自然の中にぽっかり現れる池。時間を忘れてしまいそうな楽園のような場所。
一息ついて風が止んだ頃、小さな池が大自然を映す鏡に変身します。そこには逆さ富士ならぬ逆さマウントタラナキが映し出されます。
この記事では、山頂を目指すハードな登山ではなく、山の中腹を歩くライトでビューティフルな登山を紹介します。
まず、そもそもその富士山の様なマウントタラナキはどこにあるのか!ニュージーランド北島の南西、タズマン海(tasman sea)に突き出る半島にそれはあります。この地方をタラナキ地方と呼びますが、その中心都市となるニュープリマス(New Plymouth)が旅のスタート地点です。
ニュープリマスの街から登山口へ車で向かいます。mangorei roadを抜け「Westown Golf Course, Mangorei」の駐車場(ゴルフ場の北東側)を目指しましょう。ここで無料のシャトルバスに乗り換えます。バスに揺られる事おおよそ10分登山口へ到着です。2018年12月現時点ではシャトルバスは月ー金曜日のam7:00-pm6:00まで運行してる模様。
驚くほど整備された木道を黙々と歩くこと約1時間、樹林を抜け青空が広がります。さらに1時間!森林限界を超えた絶景を抜けて「Poukakai Hut」を目指します。
小屋で一息着いてトイレを済ませたら、いよいよ逆さマウントタラナキへ!小屋の右手から上へ3分ほど上がるとルートから見え隠れしていたマウントタラナキがドカーンと姿を表し、分岐に到着します。
道標がありますが、池はコッチ!と案内があるわけではありません。タラナキに向かって左(道標のPoukakai truckの方)に足を進めます。
足を進めると眼下に高原が広がります。小さな池へ続く木道が見えるので木道の上を歩くことおおよそ5分!
逆さマウントタラナキに到着です。歩行時間には個人差があると思います。帰りは行きにかかった時間のおおよそ3/2程度で登山口へ戻れるでしょう。時間をうっかり忘れてしまいそうな絶景ですが、明るいうちに下山できる様、計画的に楽しみましょう。