オークランドはここ数年、自転車振興策を推進しているようですね。自転車の走行レーンも各所で随分と整備されています。そのせいか、以前に比べて自転車を多く見るようになった気がします。とは言っても坂の多いオークランド、通勤・通学に使うには辛いこともありますよね。
AT(オークランド・トランスポート)のウェブサイトに行くと、Cycling & Walkingというコーナーがあり、純粋にサイクリングを楽しむために適したいくつかのルートを設定しています。
https://at.govt.nz/cycling-walking/auckland-cycle-run-walkway-maps/
このトピックではそれらのコースを実際に走って検証してみましょう。
第一回目は“Onehunga to Mangere Bridge cycle ride”、その前編です。マップをダウンロードして行くと便利ですよ。
https://at.govt.nz/cycling-walking/auckland-cycle-run-walkway-maps/onehunga-to-mangere-bridge-cycle-ride/
今回はブリトマートからオネフンガまで、自転車とともに電車で出かけたいと思います。
オークランド市内はバスには自転車積載できませんが、電車には一緒に乗ることができます。コストはかかりません。ただし、ラッシュ時は避けるようにしましょう。
通常、三両編成だと真ん中の車両、六両編成だと二号車と五号車が自転車積載可能になっていて、ドアやプラットホームにも記載があります。
ブリトマートは地下駅ですがエレベーターがありますし、ほかの駅も総じてバリアフリー。電車自体も乗降ドアに連動して、足元にプレートが出てくるので、載せるのも楽チン♪
車内では自転車や車いす用に、いくつかの座席が跳ね上げられるようになっています。
オネフンガに着きました。
目の前の道路を右に上っていくと街の中心地、Dress Smartなどがある方、その道路を街とは反対のOnehunga Wharfの方へまっすぐ下って行きましょう。
そうするとすぐにMangere Bridgeのたもとに着きます。
ココがこの全長7kmのサイクリングコースのほぼ真ん中になります。この前編ではここから左の方向、オネフンガ側を走ってみましょう。
コースはアッパー・マヌカウ・ハーバー沿いに走る、ほぼ直線のルートです。コンクリート舗装されていて非常に走りやすいですね。
全体を通してほぼフラットなので、快適に走れます。ただ景色がイマイチ。陸側は墓地を抜けた後、工場やら倉庫やらで殺風景、水辺の方もマップでMangere Inletとありますが、想像できる通り流れもなく水面もあまり綺麗ではない。
そのまま奥の方まで走っていくとマングローブの林が登場します。林の中には遊歩道がありますが、自転車は通行禁止です。
そしてKiwi Railの貨物船基地を跨ぐ橋にたどり着きます。この辺りがコースの終点。
先にも書いた通りややさびれた印象ではありますが、途中で自転車を降りて公園を散歩するも良し、マングローブの中を歩くも良し。水鳥たちを眺めながら、広いサイクリング・ロードのおかげでゆったりサイクリングできるコースです。
次回は後編、マンゲレ・旧ブリッジを渡るコースです。お楽しみに。