ラグビー日本代表で現在ハイランダーズに所属の姫野和樹選手が、スーパーラグビーAotearoa2021で新人王を獲得する快挙を達成した。
接戦の新人王争い
毎試合新人選手の評価をしてポイントが加わりシーズン終わりに新人賞を決めていますが、最終ラウンド(Round10)の試合の前までのポイントの上位の順位表(以下参照)は接戦でした。
10 points: | Connor Garden-Bachop (Highlanders) |
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8 points: | Kazuki Himeno (Highlanders), Sam Darry (Blues) |
- ※ラウンド毎に対象選手3人を選び一番高く評価されたら3P、その下が2P、1Pとなります。
Round10が始まる前は、10ポイントで1位のConnor Garden-Bachopは、既に怪我で離脱しているのでこれ以上ポイントが伸びることはないので、8ポイントの姫野選手、ブルーズのSam Darryがトップの評価を得れれば、逆転で11Pとなり単独トップの新人王になると言う接戦の状態でした。
Round10(4月30日)のハリケーンズ v ハイランダーズの試合では、好調をキープした姫野選手がボールをもって大きくゲインするなどチームに勢いをつけていました。
ディフェンスでも評価されてこの試合でトップの評価の3点を得て11ポイントになり、チームメイトのConnor Garden-Bachopを抜いて逆転で新人王を獲得しました。
上記が公式サイトで姫野選手の新人王の獲得を紹介しています。
Round10が終わっての新人王の最終順位(上位5人)
11 points: | Kazuki Himeno | (Highlanders) |
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10 points: | Connor Garden-Bachop | (Highlanders) |
8 points: | Sam Darry | (Blues) |
7 points: | Ruben Love | (Hurricanes) |
5 points: | Samipeni Finau | (Chiefs) |
公式サイトから姫野選手の活躍を特集した動画が挙げられています。
10人の優れた選手にも選ばれた姫野選手
4月の末に公式サイトから発表された記事を紹介します。(以下を参照)
ニュージーランド国外から来てニュージーランドのチームでプレイした10人の優れた選手を紹介していましたがそこには、日本人の名前が二人ありました。
2013~2016年まで姫野選手と同じチームのハイランダーズでプレイしていた田中史朗選手も、小さい体ながらも活躍したことを姫野選手と同様に誉め言葉を並べて紹介されています。
帰国予定を延期して次の大会へ挑む姫野選手
スーパーラグビーAotearoaが終わったら日本に帰国して代表に合流する予定でしたが、5月14日に開幕するスーパーラグビートランスタズマン(オーストラリアのチームと対戦)に、出場することになり姫野選手の更なる成長が期待されます。
その試合の日程は以下のサイトを参考にしてください。