今回は世界中からファンが訪れるニュージーランドの人気観光地『ホビット村』をご紹介します!!2014年の終わりに映画「ホビット」の最終章が公開されてからますます賑わいを見せています。ファンにとっては憧れの場所、そうでない方々にとっては夢の国、そんな場所をお見逃しなく!
ホビット村に行ってみよう
ホビット村は映画「ロードオブザリングス」と「ホビット」に登場するホビット族が住んでいる土地で、オークランドから車で2時間ちょっと走った北島のワイカト地方「マタマタ」という町の牧場地帯にこのロケ地があります。
2001年から2003年にかけて「ロード・オブ・ザ・リング」の撮影が行われた後、骨組みだけが残されて観光地となっていましたが、2012年から2014年に公開された「ホビット」の撮影に伴い、ホビット村のロケ地が再建されました。そして現在は映画のシーンそのままのホビット村を訪れることが出来ます 。
ツアーの見どころ
このツアーは必ず現地のガイド(英語)について回り、ツアー中には撮影秘話を聞く事が出来ます。ホビット村は広大な牧場の中に作られているので、専用バスにて10分ほど移動してからツアースタートです。
まさに「中つ国」にふさわしい美しい地形と緑のなだらかな牧場風景が目の前に広がります。
ホビットの家は大小さまざまなスケールでつくられており、小さな家の前でガンダルフの撮影を行うことで長身に、大きな家の前でホビットの撮影を行うことで小さく見せるという技法が使われているのです。
ホビット村では常に庭の手入れが行き届いているのでいつ訪れても映画の世界観を堪能することが出来ます。専属の庭師によりその時期の植物や野菜が育てられているので、ホビット村では四季を感じられるのも魅力の1つではないでしょうか。
又、44戸のホビットの家の1つ1つをよく見てみてください。ホビットはそれぞれ職業を持っているので、家の周りに飾ってあるものやポストのデザインを見ると、そこに住むホビットの職種が分かります。漁師、パン屋、養蜂家、庭師、陶芸家などなど、皆さんもお気に入りの1戸をぜひ探してみてください。
足を進めていくと、丘の途中に唯一、家の中に入ることが出来るホビットの家が1つだけあります。ガイドが写真撮影の時間を取ってくれるので、忘れずに記念写真を撮りましょう。
そして一番の見どころは高台にある、ビルボとフロドの住む袋小路屋敷!!!
門に貼られている有名な「No Admittance except on party business(パーティの関係者以外お断り)」の看板が印象的です。実はこの看板はシャイアーズカフェ隣のお土産屋さんで売られているので、皆さんもお土産に買って帰り、自宅の玄関に飾るのも良いかもしれません。
ビルボの111歳の誕生日を祝ったパーティ会場を抜けると、パブ、グリーンドラゴン(緑竜館)がツアーの終点です。ここではワンドリンクサービスを受けられ、地ビールやアップルサイダーなどのアルコール類やお酒が飲めない人にはジンジャービールが用意されています。
ジンジャービールはビールと名前がついていますが、イギリスの家庭で古くから作られてきたノンアルコールの炭酸飲料で、ジンジャエールよりもしょうがの風味が少し強いのが特徴のニュージーランドでも定番の飲み物です。
しばらく休憩をしたらバスへ乗り込み、ツアーが終了です。
曜日限定でナイトツアーも
実はホビット村ではナイトツアーも実施されています。夜になると、照明が入り、煙突から煙が出たり、提灯がホビット村中にぶら下がったりと、昼間とは違った景色が幻想的。
明るいうちに昼間のツアーと同様ホビット村を散策し、その後グリーンドラゴン(緑竜館)にてディナーをいただきます。食べることが大好きなホビット族の食事にぴったりなファーマーズメニューとデザートが準備されており、雰囲気も抜群!!
ディナーが終わったらツアーのクライマックス、各自ランタンを持ってホビット村の散策時に行きます。昼間のツアーでは歩く事が出来ない湖沿いの道を通ることが出来るのもナイトツアーならでは。
もう映画を見た方もまだの方も、ぜひ1度ホビット村を訪れてみませんか??
Asuka
オークランドのガイド会社MYDO NZ Ltdで勤務。個人・グループツアー、学生コーディネーター、下見ツアーに関してはmydo@ihug.co.nzへご相談ください。