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第4回 車のトラブル時の対処法

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第4回 車のトラブル時の対処法

車は壊れるときは壊れます。走行中に水温計が上がった。なんかのランプが点いた。道脇でボンネットを開けている車、パンクしてとまってる車をよく見ます。そんなときの対処法を簡単に何点かご紹介したいと思います。

オーバーヒート

オーバーヒートはエンジンを冷やすための冷却水がなんらかの原因でなくなってしまい、エンジンを冷やせなくなってしまって起こります。最悪エンジンが壊れ、エンジン載せ変え、または車買い替えなんてことにもなりかねません。 表示方法はさまざまですがどの車にも必ず水温計はあります。気にしたことないよ~と言うかたもみえると思いますが、大事です。大事だからメーター内でわかるようになっています。

オーバーヒートした際の対処法をご紹介します。知り合いに「え?オーバーヒートしたらエンジン切らずにファンを回して冷やせばいいんじゃない?」と言われたことがありました。ダメです。

まずはすぐにエンジンを切る。 ボンネットを開けてリザーバータンクの冷却水の量をチェック。冷却水が入っていない場合はエンジンを冷やす。(エンジンが熱い状態ではラジエータキャップを開けないでください。圧力がかかってるので熱湯が噴き出して間欠泉みたいになってしまい、熱湯で火傷します。)

そして、ゆっくりラジエータキャップを開け、応急処置で水道水を入れる(ラジエータはフル、リザーバータンクはMAXまで)念のためヒーターを全開にしてワークショップへ。自走に問題がなくても、エンジンにとどめを刺してしまう原因にもなりかねないので無理して走らないようにしてくださいね。

警告灯

キーをオンにするとメーター内にいろんなライトが一度ついて消えると思います。

このうちのエンジンの警告灯が点灯したらセンサー系統の故障です。最近の車はガソリンの噴射量を決めるためにどれだけ空気を吸い込んでいるか、水温は何度か等を見るためのセンサーがたくさんついています。この場合は診断機をつないで故障コードを読む必要があるのですぐにワークショップへ。走行に支障がない場合もありますが、別に何もないじゃない。と放置しないでくださいね。エンジンがかからなくなったりする場合があります。

バッテリーの警告灯がついた場合はオルタネーター(発電機)の故障が考えられます。エンジンがかかっている間はオルタネーターが発電してバッテリーを充電していますが、オルタネーターが故障してしまうと発電しないもしくは過充電となりエンジンが止まる、始動不能となってしまうのでバッテリーの警告灯がついた場合はすぐに修理にだしてください。

オイルの警告灯が点灯した場合はエンジンオイル量不足が考えられます。できるだけすぐに止まって平らな場所でエンジンオイルの量を確認し、少なければエンジンオイルを足してください。

バッテリー上がり

ブースターケーブル

ライトの消し忘れでバッテリーがあがってしまった!等、バッテリー上がりの場合は誰かの車のバッテリーとブースターケーブルをつなぐしかありません。

ケーブルは常備しておきましょう。ケーブルをつなげるときはプラスとマイナスを間違えないように気をつけてください。プラスとプラス。マイナスとマイナスです。ケーブルをつなげたら救助車のエンジンをかけて30秒~1分程待ちます。それからバッテリーが上がった車のエンジンをかけてください。これで大体エンジンがかかると思います。

ブースターケーブルは万が一のときにあって良かった!と思えるものなのでトランクに入れておくことをオススメします。

最近は一人の時でも対応できるポータブルの充電パックも売ってるので便利になりましたよね。バッテリーが弱くなっているとエンジン始動時に時間がかかる、力(エンジン始動時の音)が弱いなどの症状がでます。何回もバッテリーを上げてる、前回の交換から5年以上経っている、なんだか力がないなと感じたらバッテリー交換をオススメします。

長期で車に乗らない(旅行に行く等)場合にはバッテリーのマイナス端子を外しておけば帰ってきた時にバッテリーが上がってるという心配がありませんよ。

パンク

パンクのほとんどの原因はタイヤに釘が刺さるだと思います。古いタイヤだとゴムが硬化してヒビが入りゆっくり空気が抜けていくなどの原因のときもあります。空気が入っていない状態で乗り続けるとタイヤがダメになってしまい交換をしないといけなくなる場合もあるのでパンクをみつけたら早めに修理に出してくださいね。

まずはスペアタイヤに交換をし、パンク修理に出しましょう。ほとんどの車のスペアタイヤはトランクの中もしくは車体の下を覗くとあるはずです。最近の車ではスペアタイヤではなくパンク修理剤の場合だったり、特殊なタイヤという場合もあります。どの車も車載ジャッキ、車載工具は乗っていますが、もしも無い場合は用意してください。

タイヤの空気圧はガソリンスタンドでもチェックできます。表示方法が日本と違うので最初はどのくらいで合わせたらいいのかわからなくて困りましたが、32PSIでセットすればだいたい2.3~2.4キロです。空気圧は定期的にチェックすることをオススメします。

どれも予測は難しいですが、対応策を知っていればもしものときに対処できるので安心ですよね。メーター内のランプの意味、スペアタイヤと車載工具の有無など自分の車はどうなんだろう?と一度チェックしてみてくださいね。

あれ、なんだか車乗ってたら注意して欲しいことばかりでNZ関係なくなってきてるような。。。。NZらしいネタ、、、うーん。来週は「日本と違う?交通ルール」にしようかな。

お出かけ前の一手間

週末に遠出をする、旅に出かける場合などは出発前に最低でもタイヤの空気圧、油脂類の量(エンジンオイルの量、冷却水の量など)はチェックをされるといいかなと思います。NZは一都市間の距離があるので途中で止まってしまった!よりは出かける前に見つかってよかったのほうがいいですもんね。

それとブースターケーブル、1~2Lほどの水、いらない布は常備しておけば備えあれば憂いなし。万が一のときに役に立ちますよ。

びぃ

クルマ好き?、、ドリフトが好き。短大時代に授業の一環WRC参戦に雑用係りとしてお供し2週間NZへ。観光する間もなく帰国。 数年後、ワーホリでNZへの渡航を決意。15キロのスーツケースを手に一人この地に立ち、一年間のワーホリのつもりがたくさんの素敵なご縁ではや3年。