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第3回 WOFとフルサービス

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第3回 WOFとフルサービス

どう違うの?WoFって点検をするってことじゃないの?WoFというのはあくまでその現状で自動車がNZの道路を合法的に走れるかになります。日本も同様。なので、もしもエンジンオイルが入っていない、ラジエータに水が入っていない、そういう場合でもWoFは通ります。

WoFでチェックする項目は

タイヤの溝

  1. タイヤコンディション(タイヤ残量 パンク、ひび割れ)
  2. ブレーキの制動力(基準値でブレーキが利いているか)
  3. ボディ状態(シャシーのサビ)
  4. 灯火類(ヘッドライトの光軸及び灯火類の切れ。)
  5. フロントガラスの状態(飛び石、ヒビ等)
  6. ウインドウウォッシャーとワイパー
  7. ドア(開閉の状態、ガタはないか等)
  8. シートベルトの状態(ほつれはないか、受け側(バックル)は壊れていないか等)
  9. エアバック(警告灯の点灯等)
  10. スピードメーター(正常に作動するか)
  11. ステアリング&サスペンション(オイル漏れ、ガタ等)
  12. 排気ガス(マフラーからの漏れ、音量等)
  13. 燃料系統(燃料漏れ等)

参考:NZTAサイトより。()内除く

しかし、

  • エンジン、クラッチ、ギヤボックス、デフの状態
  • オイル、冷却水のレベル及び状態
  • ブレーキパッドの残量(見た目で限界値が超えているとわかる場合除く。)
  • 塗装状態及びドアなどのサビ

はWoFではチェックはしません。でもエンジンの中にオイルが入ってなかったりラジエータに水が入ってなかったらエンジンが壊れたりオーバーヒートしたりしちゃいますよね?それを点検するのがフルサービス。日本で言う一年点検です。

フルサービス

タイヤの溝

オイル類、冷却水のチェック、オイル漏れ、スパークプラグ等、エンジンルーム内の消耗部品の状態確認、クルマをリフトアップし、タイヤを外してブレーキパッド、各ブッシュ等のチェック、下廻りの点検をします。

エンジンオイル交換も同時に行うところがほとんどだと思います。その他の消耗部品の交換基準としてはこの状態では半年または一年持たないなと判断されると交換となります。だいぶ簡潔に書きましたが、安心して乗っていただくには一年に一度はフルサービスを受けることをオススメします。

ハーフサービス

走行距離の多い車や、年式の古い車はできれば半年に一度の点検(ハーフサービス)もオススメをします。

ニュージーランドは走行距離がものすごく伸びます。古い車も走行距離の多い車も多いです。走行距離が少なくても、多くてもどの車もエンジンオイルは必ず5000キロごとに交換をしないといけないと思います。せっかく購入したクルマですからできるだけ長く乗りたいですよね。使うだけでそのうち壊れてしまってコストが倍以上かかるのはもっと避けたいですよね。人間の体もそうですがやはり予防に敵うものはありません。

よく道路脇にボンネットを開けて立ち往生しているクルマを見ますがそうなってしまうとトウカー(レッカー車)を呼ぶ等しないといけなくなり、時間もとられるしお金もかかってしまいますからね。

お恥ずかしい話、私も友人の車を運転中にオーバーヒートしてパニックになりました。なんだか妙にファンが回ってるな~と思ったら水温計がHの方向へ向いているじゃないか。。。!!!いざというときはなんとかできるから大丈夫~なんて思ってましたが実際なると、、、ね。 歩行者に声をかけ近所の方だったので水を分けてもらいその場はなんとかなりましたが、心臓バクバク。こんなドキドキいりません。ってことがありますので、私みたいにならないように気をつけてくださいね!

トラブルになる前に!

もちろんなにかオカシイかも?!と思ったらすぐにワークショップに連絡してください。一番車のことがわかるのは普段乗ってみえるドライバーさんです。
普段からクルマの声(音)を聞いておいてくださいね~

次週は「トラブル時の対処法」です。

トラブル時の対処法

余談 友人の車は修理して、その他もろもろ点検してあげました。ブレーキパッド等々数点の交換部品がありました。。。良かった点検して。(汗

びぃ

クルマ好き?、、ドリフトが好き。短大時代に授業の一環WRC参戦に雑用係りとしてお供し2週間NZへ。観光する間もなく帰国。 数年後、ワーホリでNZへの渡航を決意。15キロのスーツケースを手に一人この地に立ち、一年間のワーホリのつもりがたくさんの素敵なご縁ではや3年。