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第5回 日本と違う?ニュージーランドの交通ルール

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第5回 日本と違う?ニュージーランドの交通ルール

ニュージーランドは日本と同じ左側走行ですよね。なので来たばかりのときも構えずとも運転はできました。でも国が違えば交通ルールも多少違ってきます。

慣れるまではドキドキしませんでしたか?私はニュージーランドにきたばかりのときはラウンドアバウトが苦手でした。ドキドキしながら近づいて、車がいないと良かった!と思い通っていました。すぐ慣れましたけどね。

ニュージーランドの交通ルールはネットで調べる、ホストファミリーに教えてもらう、もしくは実践で覚えていくしかありませんでした。それでもちょっと田舎のほうへ行くと見慣れない標識があったりしてこれなに?とか面白いなーと思うこともありました。

ラウンドアバウト

一番の違いはもちろんラウンドアバウトですよね。

右から来る車を優先させて進入します。慣れてないので最初は緊張しますが、とりあえず右から来る車さえ見ておけば大丈夫です。右から車が来ていれば止まらないといけない、来ていなければ進める。それだけです。

知り合いが2車線のラウンドアバウト内で車線変更したらダメだって知らなくてクラクション鳴らされちゃった。と言ってました。。。慣れてみえる方はもちろんそんなことしないと思いますが、、危険なので、、、、車線変更はラウンドアバウト内ではやらないでくださいね。

Give Way

Give Way

車が来ていなければ進入可です。安全が確認できるのであれば一旦停止をしなくても進入できます。ラウンドアバウトもGive Wayになります。交差点でも直進と右折は信号、左折はGive Wayと言う交差点もあります。その交差点で左折をしようとしている車が信号が変わるまでずっと待っている車を見たことがありました。私、後ろについてたんですけどね。。。後方の車にクラクション鳴らされちゃいました(苦笑)Give Wayの標識があれば進んで良いので気をつけて通ってくださいね。

バスレーン、T2レーン

T2レーン

初めてT2レーンを見たときはなにこれ?と思ったことがありました。2人以上乗車している場合はそのレーンを使えます。T2レーンが混雑していることはあまりないので渋滞時すごく便利ですよね。渋滞時と言えば通勤時。通勤時は一人なので私はほとんど使ったことはないですが。。。パトカーが待機していることもありますので一人しか乗ってないのにT2レーンを使うと取り締まられることがあるので交通ルールは守りましょう。

聞いた話ですが、マネキンにサングラスをかけさせて助手席に座らせT2レーンを通った人がいたそうです。確かにパッと見では人が乗ってますよね。その情熱すごい!と思ったんですが、やっぱりパトカーが待機していて捕まったそうです。。。。悪いことはできませんね。。。(笑 

ちなみにバスレーンと言うのもありますが、バスかシャトルしか通れません。

トールロード(有料道路)

トールロードは今現在、オークランドの北とタウランガにしかありません。日本のように料金所があって料金を支払うのではなく、通り過ぎるだけです。料金の支払いはオンラインかインターネットバンキング、指定のBPもしくはCaltexで支払いができます。トールロードを頻繁に使う場合はアカウントを作ったほうが払い忘れもなくなるので便利ですよね。カメラでナンバープレートをスキャンされるので支払いの際にはナンバーが必要になります。

オンラインで支払う場合は使用した日にちから5日以内と期限が決まっていますが、期限内に支払わないと車両の登録先住所に請求が来ます。延滞料のほうが高いので忘れずに払いましょう。よくレンタカーでトールロードを使ってそのまま支払い忘れと言う場合があるので、忘れないうちに支払ってくださいね。

その他

住宅街や標識が見当たらない道路では基本的に50キロ制限となっています。私は最近まで知らなくて毎日使っていた道でどれだけ注意してみても標識を見つけられず、とりあえず周りの車につくか60キロで!と走ってましたが50キロだったんですね。。。危ない危ない。(汗

シートベルトは全席着用が義務付けられています。後部座席でもシートベルトは着用しないといけません。7歳以下のお子様はチャイルドシートの着用が義務付けられています。

ニュージーランドには1500程度の踏み切りがあるそうですが、そのなかで遮断機、警報機のある踏切は半数程度です。郊外では踏切の手前には標識があるだけなので標識に沿って安全を確認して進入してください。

踏み切り

田舎では電車の本数が少ないので電車自体になかなか出くわさないかもしれませんが、年間に数件の電車と自動車の接触事故は起こっています。

のんびり走ってもOK!

私は以前、オークランド市内から車で40分ほど離れた少し田舎に住んでいました。家の前の道はオープンロードと言ってモーターウェイやSHではない道路ですが100キロ制限の道でした。

丸型白地に黒の斜線のみの標識なので、初めて通ったときはあの標識の意味は?みんないい勢いで走っているけど何キロで走れば?と思いましたし、遊びに来た友人にも何キロで走ればいいの?と聞かれたことがありました。

オープンロード

オープンロードは片側一車線でカーブも多く道幅も狭めの道が多いです。慣れている人は100キロで走っていますが、60~80キロで走っていた人もいました。どんな道も無理して100キロで走る必要はないと思います。のんびり走って景色を楽しんだほうが気分も良いですよね。

市外から離れ、SHを外れるとたまに未舗装路があります。ニュージーランドの主要な道路はほとんど舗装されていますが、ニュージーランド全体の道路の40%くらいは未だ未舗装だそうです。対向車がある場合は埃で視界が悪くなったり、小石が飛んできてガラスにヒビが入ることもあります。そのほかにも未舗装路は滑りやすかったりするので走行する際は速度を落とすなどして無理をしないようにしてくださいね。

あとはOne Way Bridgeと言ってメインで使う道路で見たことはほとんどありませんが、田舎道にはたまにあります。一台づつしか通れないので標識をよく見てくださいね。赤い矢印側の車両が譲らないといけません。

One Way Bridge

私は交通量が少ない道路でしか見たことがないのですれ違うことはほとんどありませんでしたが、制限速度が比較的高い道路にあったりするのでOne Way Bridgeの標識を見つけたらいつでも止まれるように減速することをオススメします。

ニュージーランドは旅行者が多いですが、世界中で半数以上の国が右側通行とニュージーランドとは逆です。旅行者の運転が事故の原因にもなっているので、こちらが交通ルールをわかっていても他の車はわかりません。常に用心してくださいね。

慣れてしまえば、なんてことない交通ルール。でも慣れるまではドキドキしながら運転しませんでしたか? たまには振り返ってみるのも面白いものです。これから夏。ドライブ日和が続きます。交通ルールを理解して気持ちのいいドライブを楽しんでくださいね。

びぃ

クルマ好き?、、ドリフトが好き。短大時代に授業の一環WRC参戦に雑用係りとしてお供し2週間NZへ。観光する間もなく帰国。 数年後、ワーホリでNZへの渡航を決意。15キロのスーツケースを手に一人この地に立ち、一年間のワーホリのつもりがたくさんの素敵なご縁ではや3年。