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ニュージーランド人の気質

ニュージーランド人の気質について考えてみました。とりわけ仕事に対する考え方は日本人とは大きく違うようです。そこで今回は、他の国と比較しつつ、仕事に対する考え方を考察したいと思います。それを知ることによって、ニュージーランドのサービスを利用するうえで参考になればと思います。

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まず、日本人と、アメリカ人と、ニュージーランド人の大まかな特徴を考えてみましょう。例えるのなら、日本人はサラリーマンです。決められたことをしっかり守り、会社に忠誠をつくし、会社やお客さんにとって扱いやすい信頼できる便利な存在です。自分の意見を持たず、持っていてもそれを見せず、他人の自分に対する評判を気にしているというイメージです。常に他人と比較して、損得勘定をし、人に合わせようとするイメージです。それにより、仕事に対して信頼でき、ハズレのない均一なサービスが受けられます。

アメリカ人は起業家でしょうか。型にハマらない奇抜なアイデアを持っているし、チャレンジ精神もあります。あまり他の人の影響を受けず、自分の考え方、ポリシーをしっかり持っていて、あまり空気を読もうとせず、分からないことは分かるまでどんどん質問してきます。また、意見の違う人とはためらわずに議論します。

それではニュージーランド人はというと、農家でしょうか。そのままじゃないかというツッコミがありそうですが、あまり時間に捕らわれずに、人の下で働くのを好まず、あまり出世を考えず、今の生活を楽しむという感じです。

または、個人経営の店主という感じですかね。あまり他人の影響を受けず、伸びやかに自分の背丈に応じた生活を楽しんでいるイメージです。極端な場合は、自分の好きな仕事しかしない、嫌になったら平気で仕事を投げ出すという感じでしょうか。したがって、そういう人とビジネスをする場合、あまりこちらの要求を突きつけすぎると、契約解消になってしまいます。

代わりの業者がすぐに見つかればいいのですが、それがない場合は、その業者がへそを曲げないように上手に付き合わなければいけません。

その反面、個人経営にありがちなしっかりとしたルールが無いので、気に入られれば予想以上のサービスが受けられます。いかにも人間っぽいですね。

これは、キウイホスピタリティーと呼ばれますが、日本の田舎の人たちと似ている気がします。

ただ、これが度が過ぎると賄賂とかにつながってしまいますが、ニュージーランド人は損得をあまり考えないので賄賂問題はあまりないところがいいところです。

しかし、ニュージーランドはどんどん国際化が進み、たくさんの移民で構成されているので、ひと言でニュージーランド人といっても多種多様です。したがって、今までのニュージーランド人というステレオタイプでは、くくれなくなってきています。

しかしながら、まだ現在ではほとんどの業者が日本のサービスほど洗練されていないようです。また、業者もお客さんも日本ほどのクオリティーを期待していないようですので、あまり要求をし過ぎると、業者に相手にしてもらえなくなることもあるので気をつけましょう。

 

記者プロフィール

Arata

Arata

ニュージーランド滞在20年以上の視点から日本とニュージーランドの習慣の違いや、グローバルで活躍するためのヒントについてブログを執筆。
 
最近4コマ漫画のブログも掲載中

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