以前ニュージーランド、とりわけオークランドでは自転車が便利とお伝えしましたが、今回はもう少し詳しく、特に電動アシスト自転車の有効利用法をお伝えします。

自転車には街乗り用のシティーバイク、ロードレースなどで使うロードレーサー、その中間のクロスバイク、オフロードでも使えるマウンテンバイク、アクロバット用のBMXに大きく分けられます。それに加えてロードレーサータイプとBMX以外のタイプの電動アシスト自転車があります。

電動アシスト自転車が世に出てからもう１０年以上経つので、ご存知だとは思いますが、電動アシスト自転車を簡単に説明すると、ペダルを回すとそれに応じて電動モーターがアシストしてくれて、楽にペダルが漕げるというものです。

気をつけなければいけないのが、法規制上時速２５キロ以上になるとアシストが働きません。すなわち、時速２５キロ以上で走ろうとすると、車体重量が重い分、逆に大変です。すなわち、高速で早く走るためのアシストではなく、上りや向かい風の際に楽に走るためのサポートということです。

それでは、生活するうえでどのタイプがオークランドでオススメかというと、電動アシスト自転車のクロスタイプをおすすめします。オークランドは、風が強い日が多く、アップダウンも激しい場所です。ですので、エクササイズが主な目的でないのなら、電動アシスト自転車は必修です。また、街乗りでもお店間の距離があるので、長距離でも大丈夫なクロスバイクがいいでしょう。ニュージーランドは自転車道や車道を走るので、スピードも出せる条件がそろっているし、サイクリングをするのに気持ちいい国なので、街乗り自転車では物足りなくなるでしょう。

僕は、自分用ではなく、妻用に電動アシストクロスバイクを買いました。僕と子供は自転車を乗るのが好きで、登りでもわりと平気だし、多少の疲れも気にならないのですが、妻は体力的にアシストが必要なようです。以前一度みんなで普通の自転車でサイクリングへ行ったのですが、１０分も走れば妻を待つはめになって、サイクリングを楽しめませんでした。しかし、電動アシスト自転車を妻が使えばみんなで楽しくサイクリングができます。

僕も実際電動アシスト自転車に乗ってみたのですが、これが非常にいいです。多くの荷物を運べないところはネックですが、 風切る爽快感、開放感、小回りの効く手軽さなどの自転車の良いところは残しつつ、登りや向かい風などの大変なところを取り除いてくれるいいところ取りの 乗り物です。