ニュージーランドにはたくさんのペンギンが生息していることをご存知ですか? ペンギンが大好き過ぎる私はニュージーランドに来たら絶対ペンギンを見ると決めていたものの、いざ日本語で検索してみると有料のペンギンを見ることが出来る施設の情報ばかりが出てきて、他の情報が埋れてしまっていました。
私は人間が作った巣箱ではなく、天然の住処に帰っていくペンギンを入場料をかけずに見たかったので、ロードトリップをしながら生の情報を集めました。わたしが実際にペンギンを見れた無料のスポットをご紹介していきます。
世界でもっとも小さいブルーペンギンを見るのなら!!
南島ティマルの街中にあるCaroline Bay にMarina Paradeという桟橋があります。道路にペンギンクロッシングのサインがあるので場所はすぐに分かると思います。
このブルーペンギンは夜になると寝床に戻るためにビーチに帰ってきます。夏は日没も遅かったので、私は夜10時から11時にかけて5羽のペンギンを見ることができました。ペンギン観測にまつわる情報やマナーを周知する子供ボランティアスタッフがいてペンギンを見つけると周囲の観光客に報告をしてくれていたので、ペンギンを見つけることに慣れていない私でも簡単に発見出来ました。
世界でもっともレアといわれる希少なイエローアイドペンギン
イエローアイドペンギンという目の周りが黄色いメガネのようになっているペンギンがいます。このペンギンはかなり臆病な性格です。観測の距離は50メートル必要と言われているので、性能の良いカメラや双眼鏡があると便利です。
私はNugget Pointという南島にあるライトハウスへ向かう数十メートル手前の海岸へ行きました。このペンギンは午後遅い時間から夜にかけて観測する事ができます。夏は夜6時から7時頃がおすすめです。
臆病なこのペンギンたちのために、ペンギンが現れる時間はビーチに入る事は出来ません。人間が隠れるためのスペースがビーチの上に作られていて、そこにある窓から静かに見守ります。2時間ほどいましたが、内1時間以上はペンギンを見ることができました。私たちがビーチへ行った時にすれ違った数名の観光客も全員見ることが出来たようです。ここは監視員のいない天然のビーチですので、写真撮影や観測等のマナーを確認してから出発しましょう。
もう一つの場所はCurio Bayという観光エリア。ここでは2時間の観測の内5羽、約1時間半ほどペンギンを見ていました。木の影に隠れて待つ2羽のペンギンに、親ペンギンが海から戻り一生懸命岩を登ったりジャンプして帰宅する様子を見ることができて、本当に感動しました。またペンギンの鳴き声もたくさん聞こえました。
ここのポイントは森だった場所が火山活動により岩となり、木の根がそのままの状態で海岸へと変わった珍しい地形であったり、ビーチの反対側にカフェやサーフショップもあり観光客が多いですが、ペンギンの住処周辺はロープで規制され入る事が出来なくなっています。他のポイントよりもペンギンは人慣れしているのか気にすることなくマイペースに歩き続けていました。夏の間は主に夜6時半から観測することが出来るようです。
ここだけではなくまだ他にもポイントはありそうですが、実際簡単に見ることのが出来たこの場所をご紹介しました。是非参考にしてみてください。