ニュージーランド、とりわけオークランドの交通渋滞はすごいですよね。そろそろ車社会を脱却しなければいけない時代がやってきたのかなと思います。
そこで、今回は最適な交通手段を考察してみようと思います。
僕の答えは自転車です。ニュージーランドでは雨が多いし、坂の多い国なので、自転車にはあまり適していない国と思われがちです。
しかし、その考えを改める必要があるようです。今回は、自転車がなぜ有効な交通手段なのか考察してみました。なぜ自転車が有効な交通手段なのか列挙してみました。
交通ラッシュを回避できる
オークランドの交通ラッシュ問題は深刻です。朝晩のラッシュ時は、自転車の方が早く到着する場合があります。
駐車場の心配がない
車だと、ひとたび交通ラッシュをクリアしても今度は駐車場探しに一苦労です。それに駐車料金は高い!たとえ目的地に早く到達できても、駐車場を探したり、駐車場が遠くて結局時間がかかってしまいます。駐車料金を節約してちょっと駐車違反の場所に停めようものなら、駐車違反のきっぷをすぐに切られてしまいます。運が悪ければレッカーされてしまいます。しかし、自転車ならそのような心配はありません。注意することは、自転車の盗難が多いのでしっかりロックしましょう。できれば何か動かない物と自転車をロックしましょう。
自転車道の充実
ニュージーランドは、サイクリングコースの拡充に力を入れています。とりわけオークランドは通勤用に街の中まで自転車道が充実してきたので、安全に自転車で通勤できるようになりました。ただし、自転車専用道路ではなく、歩行者や車と共有する道路の部分がまだまだ多いので、注意は必要です。特に歩行者と共有する自転車道では、自転車のベルが必要不可欠です。
健康に良い
自転車に乗るとエクササイズになるというのは言うまでもありません。また、車で交通渋滞に巻き込まれるとストレスを感じますが、自転車はストレスフリーです。
時間とお金の節約
ニュージーランドはガソリン代、駐車場代、公共交通機関が結構高いので、自転車通勤はお金の節約になります。ニュージーランドの公共交通機関はよく遅れるし、本数も少ないので自転車の方が、早く到着できたり、便利な場合が多いです。もちろん自転車は車検も保険も税金もかからないので、維持費がほとんどかかりません。目的地と時間帯によっては、自転車の方が早く到着できるので、時間の節約にもなります。また、ジムへ通うぐらいなら自転車通勤して、エクササイズと通勤を同時にすれば、時間とお金を節約できます。
環境に良い
自転車は排気ガスも出ないし、ガソリンも消費しないので、環境にいい乗り物です。
確かに冬は雨が多いですが、雨具を着ればいいでしょう。オススメなのが自転車用のポンチョです。ポンチョは簡単に着たり脱いだりできるし、風通しがいいので蒸れません。ただ、風が強い日はめくれあがったりするので注意が必要です。その反面、雨の少ない夏は格好の自転車日和になります。日本と違って空気が乾燥しているし、気温もあまり高くならないので、清々しいサイクリングが楽しめます。
自転車に乗って坂道を登るほど体力がないとか、通勤で汗をかきたくないという問題もあるでしょう。そういう場合は、電動アシスト自転車がオススメです。最近電動アシスト自転車の値段も下がってきました。電動アシスト自転車は、自転車の弱点を補いつつ、良い所を残した新感覚の乗り物です。
荷物が積めないとか、速度が遅いとか、遠くへ行けないとかいろいろデメリットはあるでしょうが、車と併用して用途に応じて使い分ければ自転車は友好的な交通手段になります。