近頃スーパーに行くと物価上昇をひしひしと感じます。食料品の値段はこの1年で8.3%も上昇したようで、過去13年で最大の上昇率だそうです*1。
そんな折に出会った食費節約におすすめのアプリが「Grocer」です。
Grocerは、スーパーで売られている商品の価格が比較できる無料のアプリです。
比較できるお店
ニュージーランドの主要スーパー、CountdownやNew World、Pak’nSaveなどがカバーされています。ただし、The warehouseについては「Food, Pets & Household」「Baby Food & Formula」「Nappies & Wipes」「Baby Toiletries」カテゴリーの商品のみが対象となります。
使い方
使い方はとても簡単です。以下に説明を書いていますが、おそらく実際に触ってみるほうが早いです!(アプリはApple StoreおよびGoogle Playの両方に対応)
- 1.まずは「Stores」で自分がよく使うお店にチェックを入れます。Grocerは価格情報を各店舗のオンラインストアから引っ張ってきている関係上、オンラインストア非対応店舗は残念ながら表示されないようです。
- 2.「Scan」で商品のバーコードをスキャンするか、「Search」から名前検索して商品を選ぶと、自分がチェックした店舗での価格が出てきます。
- 3.そして各商品の右にある+マークをタップしてから「Plans」を見ると、どこのお店で買うと合計いくらになるのか、が表示されます。取り扱っていない商品がある場合は「(個数)Unavailable」となります。
- 興味深いのは、同じブランドのスーパーでも店舗によって価格差があることです(上の画像でいうと同じNewWorldでも店舗によって2ドルも差があります)。
このGrocerアプリ、個人的にはとても気に入って使っていますが、ひとつ残念な点を挙げるなら、肉や野菜など生鮮食品はちゃんと比較できないことが多い点です。
例えばバナナで検索すると、間違いなくCountdownでも売られているはずですがこのように表示されなかったりします。
こんなときは別の商品名で登録されている可能性が高いので、ほかにないか調べたりします。実際バナナはCountdownでは「Banana Yellow」という名前で登録されていました。
最安値を求めて複数のスーパーに行くにも今度はガソリン代が余分にかかってくるので、どう買い物するのが一番節約になるかは簡単に分からないのですが、少なくとも各店舗同士が近くにある場合はスーパー巡りを検討する余地はあるのかなと思っています。
たとえ節約できる金額が数ドルだったとしても、チリも積もれば山となる。そう信じて、これからも節約生活に励みたいと思います!
出典*1: RNZ News(13 October 2022)- Food prices: Annual increase remains at 8.3%, biggest rise since 2009