11月20日より投票スタート!
2015年、ニュージーランドで大きな話題を呼んだのが新国旗のデザイン公募。かなり自由な発想のものもありましたが、1万点以上寄せられたデザインのなかから9月に最終候補が5案に絞られました。11月20日より12月11日まで、5案の中から1つを選出する国民投票が行われます。
最終候補のデザインはこちら!
すでにニュースなどで最終候補のデザインは紹介されていますが、ここで5案を簡単におさらいしておきましょう。
シルバーファーン(ブラック、ホワイト&ブルー)
デザイナー:Kyle Lockwood
160年以上にわたりニュージーランドのシンボルであるシダの葉をデザイン。細かく分かれた葉は平和に共存するアオテアロアの多文化を表し、それがひとつにまとまって上方へ伸びていくのは、国民が一体となって未来へ発展していくことを象徴しています。ブルーはこの国の澄んだ空気と太平洋を表現しています。
レッドピーク
デザイナー:Aaron Dustin
ニュージーランド文化の力強い視覚要素を反映したデザイン。マオリの伝統的な模様にヒントを得た山形の白線がサザンアルプスを表し、大地(赤)と夜明け前の真っ黒な空(黒)という景観を連想させるほか、マオリの創世神話も暗示しています。
コル
デザイナー:Andrew Fyfe
マオリの伝統的なデザイン、コルを全面に使ったもの。新たな生命、成長、力強さ、平和を象徴するコルはシダの葉を表すほか、波や雲、雄羊の角も連想させます。
シルバーファーン(ブラック&ホワイト)
デザイナー:Alofi Kanter
黒と白に染め分けられた力強くシンプルなシダの葉のデザイン。ニュージーランドの独自性を表現し、黒と白は「陰と陽」を示しています。緩やかに曲線を描いて伸びる葉脈は、若く独立心と誇りに満ちた国として国民全員をまとめていることの象徴です。
シルバーファーン(レッド、ホワイト&ブルー)
デザイナー:Kyle Lockwood
シダの葉でニュージーランドの発展を表現したデザイン。赤は先代が国のために払った犠牲を、青はこの国の澄んだ空気と太平洋を表しています。航海の道しるべであった南十字星は、南半球にあるこの国の位置を示しています。
誰が投票できるの?
新国旗のデザインに投票するには以下の条件を満たしている必要があります。
- 18歳以上であること
- ニュージーランドに連続して1年以上住んでいた経験があること
- ニュージーランド国民もしくは永住権を取得していること
5案の中からひとつに絞る国民投票は2015年11月20日~12月11日に行われ、その際に決定したデザインを新国旗に採用するかどうかの最終国民投票は2016年3月3日~24日に実施される予定です。詳細は以下の公式ウェブサイトでご確認を!
URL:https://www.govt.nz/browse/engaging-with-government/the-nz-flag-your-chance-to-decide/