処方薬の負担金のシステム
負担金は、処方者と、患者の年齢、Exemption Cardの有無などによって変わります。まずはその分類を整理してみます。
処方箋の分類
- GPやパブリックホスピタルに勤務している医師、助産婦からの処方箋
- プライベートのスペシャリストや歯医者からの処方箋
患者の年齢など
- Y (Young) 13歳未満
- J (Junior) 13~18歳未満
- A (Adult) 18歳以上
- X (Exemption) Exemption card保持者
Exemption Card (別名 Prescription Subsidy Card)とは?
毎年2月1日から処方薬の薬を数えます。1家族で20アイテムになったとき、発行されるカードです。20アイテムまでは通常料金となり、21アイテム目から値引き対象となります。使用期限は翌年の1月31日です。
CSC
Community Service Cardです。低所得者がWork and Incomeに申請するともらえるカードです。
処方薬の負担金について
1. Y(13歳未満)の場合
処方者に関係なく無料
2. J(13~18歳未満)の場合
GPやパブリックホスピタルに勤務している医師、助産婦からの処方箋: 1アイテム$5
プライベートのスペシャリストや歯医者からの処方箋: 1アイテム$10 ただしCSC保持者は$5
3. A(18歳以上)の場合
GPやパブリックホスピタルに勤務している医師、助産婦からの処方箋: 1アイテム$5
プライベートのスペシャリストや歯医者からの処方箋: 1アイテム$15 ただしCSC保持者は$5
4. Exemption card 保持者の場合
処方箋の種類に関係なく無料
以上が原則的な金額ですが、薬によっては政府からの補助金が少ない、あるいはまったくなく、一部負担金あるいは全額負担金を請求される場合があります。
今回変更になった点
- Yの分類が6歳未満から13歳未満になりました。
- Exemption card 保持者でもプライベートのスペシャリストや歯医者からの処方箋の場合、1アイテムあたり$2の一部負担金がありました(CSC保持者は無料)が、それが無料となりました。
今回の改正により、処方薬の患者負担が軽減されることになりました。とくに、お子様のいる家庭にはありがたいことですね。