オークランドから北に向かって3時間半、車を走らせると、ワイタンギトリティグラウンドがあります。
僕たちは前日にパイヒアに泊まって、翌日の午前中に訪ねました。入場料は大人一人25ドルでした。
ワイタンギ条約は、1840年にマオリ族とイギリスとの間で結ばれた条約です。敷地内には、その条約が結ばれた会議室(と言っても見た目は家ですが)があり、条約の現物や、条約が結ばれた部屋を見ることができます。
美術館は、展示物がそのまま飾られているようなアナログなものを想像していましたが、ここは2016年にできたばかりの新しい美術館で、展示物がデジタル化しており、面白かったです。例えば様々なトライブのマオリ族の長が条約にサインしたものが並んでいるので、その内のひとつをタッチパネルで触ると、ズームで見ることができました。ウェブサイトにも写真があるので、どれぐらい現代的なのか見てみて下さい。
また、グラウンドには見晴らしの良い芝生の広場があり、晴れていたのでとても気持ちが良かったです。受付から、博物館に行くまでの道も、短いブッシュウォークがありビーチにも出られるようになっていました。レストランもお土産屋さんもあります。
また、マオリ族がカウリの木でつくったカヌーや、カウリの切り株も野外展示されていました。
カヌーは全長35メートル、重さ6トンという世界最大のカヌーです。実際に行ってどれだけ大きいか見てみてください。
カウリの切り株も、とてつもなく大きかったです。
Curved meeting houseの前でマオリ族のショーが行われていました。
まず集会所の外で、厳かな雰囲気の中で歓迎の儀式が行われました。以前にテレビで、首相のジェシンダさんが参加していたものと同じでした。
その前に、観客の中から一人があるトライブの長として選ばれ、皆の代表として儀式に参加し、僕たちはそれを見守りました。
ポイやギターを使って、よりエンターテイメント性の高いショーでした。
集会所の中の彫刻も素晴らしく、ショーの後も自由に写真を撮って構いませんでした。
僕はオークランドの保育園で勤務していて、クラスの子どもたち、特に男の子はハカが大好きなので、どうしてもこのショーに出てた人たちと踊って、それを見せてあげたいと思いました。
そして、ショーを終えた青年たちに頼んでみたら、快くOKしてくれました。本場のハカを体験出来て嬉しかったです。
とてもいい青年たちでした。
皆さんもぜひ、ワイタンギトリティグラウンドに行ったら、美術館だけでなくマオリのショーもぜひ見てみてください。