今回は、絵本が好きな方にぜひ行ってもらいたい展示について書こうと思います。
「Playful POP-UP BOOK」という、飛び出す絵本の展示です。
場所は、みんな大好き、オークランドセントラル図書館。入口の大きなポスターを目にした人も多いかもしれません。図書館のLevel2にある「Sir George Grey Special Collection」という展示ブースでは、年に4つの展示を行っているようで、今回の飛び出す絵本の展示は、2018年12月12日から2019年3月3日までです。
展示室は、少し薄暗く落ち着いた雰囲気で、絵本の世界にゆっくり浸れるような空間でした。
「不思議の国のアリス」や「ピノキオ」など、誰もが知ってる有名なお話もたくさんあり、さまざまな仕掛けが施された絵本は、いくら見ても見飽きることはありません。
みなさんは飛び出す絵本ときくと、どういったものを思い浮かべますか?わたしはページを開くと中の絵が立体的に浮き上がってくるというイメージしかありませんでしたが、展示ではいろんなタイプの絵本を見ることができ、とても興味深かったです。
これは、メリーゴーラウンドのように回すことで、異なる場面を見ることができる絵本です。この形だからこそ出せるページの奥行きのおかげで、部屋やそれぞれのシーンの奥行きも効果的に感じられます。形だけでも面白い仕掛けになっていますが、細部にも細かい仕掛けが施されていて、その巧妙さやアイディアにはもはや嫉妬してしまうほどでした(笑)
他には、5枚くらいの絵が手前から順番に奥に向かって並べられているものがありました。いちばん手前の絵の中心に丸い窓があり、そこから覗くと奥につづく大広間でパーティーを楽しむたくさんの人々の様子が浮かび上がるという仕掛けでした。窓から覗くので視界いっぱいに絵本の世界が現れ、その中に自分がいるような感覚に陥ります(写真撮り忘れてしまい残念...)。
実際に手に取って絵本を読むことがきるスペースも設けられています。
やはり絵本の醍醐味は自分でページをめくっていく楽しさですよね。床に座ってゆっくりと読むことができるので、お子さんと一緒に読むのにも最適です。また、仕掛けや絵のクオリティーも非常に高いので大人でも存分に楽しめますよ!
いかがでしたか? 期間も残りわずかとなっていますのでどうぞお早めに足を運んでみてください!