スーパーラグビーパシフィック2022の決勝が6月18日にEden Parkで行われ、クルセイダーズが6連覇を達成して幕を閉じた。熱い戦いが繰り広げられた決勝トーナメントを振り返ってみます。
スーパーラグビーパシフィック2022の決勝が6月18日にEden Parkで行われ、クルセイダーズが6連覇を達成して幕を閉じた。熱い戦いが繰り広げられた決勝トーナメントを振り返ってみます。
★「準々決勝の結果(6月3、4日)」★
- クルセイダーズ 37-15 レッズ
- チーフス 39-15 ワラターズ
- ブルーズ 35-6 ハイランダーズ
- ブランビーズ 35-25 ハリケーンズ
- ★「準決勝の結果(6月10,11日)」★
- クルセイダーズ 20-7 チーフス
- ブルーズ 20-19 ブランビーズ
★「決勝は、ニュージーランド同士の対決へ」★
予選ラウンドで1位のブルーズと2位のクルセイダーズのニュージーランドのチームが順調に勝ち上がり決勝で戦うことになった。オークランドのEden Parkで行われたこの試合の注目度の高さは、4万枚を超えるチケットの完売が物語っていた。久しぶりに強いブルーズが復活してきたので、ホームのブルーズのサポーターが目の前で優勝を見るためにスタジアムにたくさん駆け付けた。
★「試合巧者のクルセイダーズが圧倒」★
予選ラウンドでの対戦では、27-23の接戦でブルーズが勝利しているが、両チームとも好調を維持し続けていることから、この決勝でも大接戦が予想されていた。
しかし蓋を開けてみると敵地ながらクルセイダーズが地域、ボール支配率で圧倒、さらにはラインアウトで相手ボールを何度も奪い、試合を優勢に進め前半13-0でクルセイダーズリードで折り返す。
後半に入ってブルーズがやっとのことでワントライを返し、ここから更なる反撃を期待したが、準決勝でも見せたクルセイダーズの固いディフェンスは決勝でも健在でブルーズの攻撃にしっかり対応していた。
ブルーズには、昨年日本にサバティカルに行ってサントリーでプレイしたイケメンの大スターのボーデン・バレットがいるにもかかわらず、攻撃を封じ込めたクルセイダーズの優勢は変わらず、終盤にダメ押しのトライを決め21-7で勝利しスーパーラグビー6連覇を達成した。
今季好調のブルーズは、予選ラウンドは初戦の敗戦のみで、その後はずっと勝ち続けていたのでこの勢いで優勝すると思われていたが、クルセイダーズのチームとしての完成度が素晴らしかった。まさに優勝にふさわしいチームだと改めて感じた決勝だった。
★「決勝のハイライト動画」★
★「優勝のセレモニー後は恒例のブレイクダンス」★
クルセイダーズが優勝すると恒例のブレイクダンスが行われる。
これは、今のヘッドコーチScott Robertson氏が2017年に就任してから優勝するとヘッドコーチ本人が自主的に行うことで有名。
ヘッドコーチがこういったパフォーマンスをするのは、おそらくこの人しかいないだろうと思うくらい、ユニークなヘッドコーチ。Scott Robertson氏がクルセイダーズのヘッドコーチに就任してからずっと優勝し続けているのも素晴らしいの一言に尽きる。以下の動画で喜びのブレイクダンスの動画をお楽しみください。
スーパーラグビーが終わるといよいよオールブラックスのシーズンが始まります。
引き続きラグビーをお楽しみください。