89分の歴史に残る激しい試合
約一年ぶりのラグビーテストマッチ
コロナウイルスの影響でスポーツイベントのキャンセルが相次ぐなか
世界に先駆けてラグビーのテストマッチ(代表同士の戦い)
オールブラックス(ニュージーランド代表の愛称) vs ワラビーズ(オーストラリア代表の愛称)の試合が
10月11日にウエリントンで行われました。
オールブラックスのテストマッチが行われたのは昨年日本で行われた
ラグビーワールドカップの3位決定戦以来の約一年ぶりになります。
新コーチ、新キャプテンの新しいチーム
今季からイアンフォスター氏がオールブラックスの指揮を執ることになり
同時にキャプテンもサムケーンが新しく選ばれどんなチームになるのか注目されています。
緊張感のある中で試合が始まる
約一年ぶりとあって選手も若干いつもより緊張しているように思えました。
特に新キャプテンのサムケーンの緊張した顔が印象的でした。
両チームの国歌斉唱がありその後はお待ちかねの「HAKA」
HAKAを指揮するのは、おなじみのTJペレナラ
今回のHAKAは、伝統と歴史のある「Ka Mate」
久しぶりのテストマッチとあって気合満々の素晴らしいHAKAでした。
試合は、前半ワラビーズがオールブラックス陣に
攻め込む事が多かったにもかかわらずトライが奪えず。
逆に少ないチャンスをものにしたオールブラックスが簡単にトライを奪いました。
前半終了間際にもワラビーズのミスからオールブラックスが一気に攻め込み
完全にトライの場面でまさかのミスでノートライ。
8-3の僅か5点差でオールブラックスリードで折り返す。
激戦の後半戦!
後半に入りいきなりオールブラックスが見事なサインプレイでトライを取り
一気にギアを上げるかと思いましたが、その後ワラビーズのテンポが良くなり
トライを重ねるなど16-13でワラビーズがリードします。
その後オールブラックスがペナルティーゴール(PG)を決め
残り時間が少ないところで16-16の同点に追いついた。
80分を過ぎロスタイムに入ったところでオールブラックスが反則を犯し
ワラビーズはPGを選択して勝利を決めに行った。
55Mのロングキックは、なんとゴールポストに当たりサヨナラ勝ちならず。
その後も一進一退の攻防が続きハラハラドキドキの展開でスタジアムは一気に盛り上がります。
89分の激戦の結果は、まさかの16-16の引き分け。
最後の10分間は、今までに見たことのないような激しい攻防でした。
まさに歴史に残る激しい試合でした。
オールブラックス vs ワラビーズの第二戦は10月18日に場所を変えEden Park(オークランド)で行われます。
今年ニュージーランドで行われる最後のオールブラックスの試合となりますし、
第一戦の試合の決着をつけるためにも更に盛り上がると思われます。
チケットは、まだ余っているようですので、世界最高峰のレベルの高い試合を
スタジアムで観戦して楽しんでみてはいかがですか?