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風邪の季節到来! 風邪についてもっと知ろう

風邪は一年中ひくものですが、特に今からの時期はあちこちで咳をしている人を見かけ、うつったりうつされたりしやすくなります。私たちが風邪と呼んでいるのは、正式にはウイルスや細菌が上気道(=呼吸器のうち鼻から鼻咽喉、喉頭までの範囲のこと)に感染した状態のことをいいます。原因はほとんどがウイルスだと考えられています。

風邪をひかない予防注射があればいいのにと思った方は少なくないと思いますが、風邪の原因となるウイルスは現在わかっているだけでも200種類以上あり、毎年のように新たなウイルスも生まれているので、それを全て予防するのは不可能なのです。私たちが生まれてから死ぬまで何度も風邪をひくのは、ウイルスの中にもさらに種類があるために免疫のない違う種類の風邪にかかってしまうからです。

数百種類ある風邪のウイルスですが、主なものがいくつかあります。

ライノウイルス
一番多いのがこのウイルスです。鼻から喉にかけての上気道の炎症を起こすために喉が痛くなったり、鼻水が出たりする症状が出ます。その後咳が1、2週間続くことがあります。高熱が出たりすることは稀です。
 
コロナウイルス
ライノウイルスに次いで多いのがこのウイルスです。冬に多く流行ります。喉や鼻に症状が出ますが、比較的軽いものですみます。このウイルスは再感染を繰り返します。
 
アデノウイルス
夏場に流行しやすいです。プールで感染するプール熱と呼ばれるのはこれです。

風邪の直接的な治療法はありませんが、痛みや不快感から身体を楽にし、回復させる手助けをすることは可能です。一般的に風邪薬と呼ばれているものは風邪を治療するのではなく、風邪の不快な症状を和らげ、睡眠を取りやすくしたり、食べたり飲んだりして体力をつけ、治りが早くなるようにヘルプしてくれるものです。

厄介な風邪ですが、かからないのが一番ということで予防を心がけましょう。風邪のウイルスはいたるところに存在します。感染しやすい人としにくい人の違いはなんでしょうか?原因として考えられるのは免疫力の低下です。免疫力は食生活が乱れていたり、ストレスを溜め込んだり、寝不足が続くと免疫力が低下するといわれています。こういう人は注意が必要です。ビタミンAやE、タンパク質豊富な食事を心がけ、適度な運動も必要です。適度な運動は心肺機能を高め、風邪に対する抵抗力を高めます。それと家に帰ったら”うがいと手洗い”、これはかなり効果が高く、冬場に限らず普段の習慣にしましょう。自分だけでなく、家族のためにも風邪のウイルスを家の中に持ち込まないことです。風邪をひきにくくすることを心がけ、元気に冬場を乗り切りましょう。

photo-1 冬場が旬の柑橘系の果物たち。

ビタミン補給に効果があります。

- Pukeko

記者プロフィール

Pukeko

Pukeko

Auckland在住26年のライターPukekoです。
家族とオカメインコ兄弟、保護犬のチコと暮らしています。
レスキュードッグのサポーター。
 

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