生活保障を受ける片親家庭が、もう1人の子供の親が不明の場合、週の保護給付金が最大28ドルまで差し引かれる措置がある。これは子の生活援助義務を守らないもう1人の片親に対する対処のため作られたものだが、この措置のために生活が困窮している人達が多いと問題視し、保護団体AAAPを中心にこの措置を辞めるよう運動を始めた。
現在ニュージーランドでは13,000人以上の母親がこの措置で影響を受けており、その半数以上がマオリとのことだ。この措置は、片親の名前が不明な証明を出せば例外と扱われるのだが、片親を思い出したくない等といった精神的な部分での苦痛も含め、その証明手続きが難しいという。