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マスクなしで病院に ギャングメンバーに怒る母親

がんと闘病中の10代の息子を持つ母親、アン-マリー・トーマスさんは、クライストチャーチ病院のICUで、マスクなしのギャング、モングル・モブのメンバーと、それに対し何もしない病院や警察に憤りを感じている。

トーマスさんは、息子のがん治療のために昨年6月にクライストチャーチに引っ越した。12月に15時間にわたる手術を終え、彼はICUで治療を受けている。

トーマスさんはマスクなしで院内にいるモングル・モブのメンバーに気づいた。

「最初はそれと気づかなかったのですが、ICUや待合室にかなり多くのモングロ・モブメンバーがいました。ほとんどは女性で、その多くはマスクをしていません。だんだんその人数が増えていって、たくさんのメンバーが院内にいるようになったのです」

ギャングがいること自体は構わないが、彼らがマスクをしないことが問題だと、トーマスさんは訴える。

「ICUの患者、隣の小児科の重病ユニットの患者の病状は非常に深刻です。なのに彼らは、マスクもせずに、駐車場、待合室、家族ルームなどを占領しています」

トーマスさんは、病院側やそして警察にも状況を訴え出た。然しながらどちらも何の行動も起こさないとトーマスさんは憤る。

警察側は、「警察は、生命、安全、財産に対する緊急を要する危険に対する事象を優先します。病院でフェイスマスクの着用を怠ることは確かに規則に反する行為ですので、刑罰に値する可能性もありますが、その対応としては、教育、奨励、そして強制と対処したい」とそのステートメントで語っているが、一方で、12月時点でクライストチャーチ病院には、1人の警察官も訪れていないことを認めている。