ご自身の生活を振り返り、英語で書かれている文面を読む事を諦めた事はありませんか?
一単語づつ日本語に訳して読んでは見たが、いまいち意味がよくわからなかった事はありませんか?
英文を読むことに苦労がなければ、
- 世界中から欲しいものを取り寄せショッピングを楽しむ事ができる。
- まだ日本語では手に入らない最新の情報、日本人以外から別の意見が聞けるなど、情報収集先が格段に広がります。
- 海外旅行先では、メニュー、ホテル内の情報、観光ガイドなど、ほとんどの国で英語にて記載があり、読める、分かる、安心する事ができますよね。
また、その読める文章は聞こえるという事でもあり、リーディング力を鍛える事は、リスニング力を鍛えることにも繋がるのです。
英文を一単語づつ訳す事なく、英語を英語のまま読み進めて理解ができるようになるためには、ポイントを理解し練習が必要です。
リーディングについての解説は、英文法の知識をもとに理解する事が簡単にできます。
少し解説しますと、
英文の構造には、ある決められたパターンがあり、規則的に並んでいるのです。
- 第3文型のSVO
- や
- 第5文型のSVOC
というようにこの並びのパターンがあります。
- 各文系の並びのパターンは以下の通りで、
- 第1文型 SV
- 第2文型 SVC
- 第3文型 SVO
- 第4文型 SVOO
- 第5文型 SVOC
- この「S」や「C」が表している意味は以下です。
- S…名詞
- V…動詞
- O…目的語(名詞)
- C…補語(形容詞、名詞)
各文章はそれらの並びのパターンに沿ってできていて、SにもVにも必ず言葉が収まります。
今回はこれら構造のパターンの違いや、見極め方の大事なポイントを3つをお話しさせて頂きます。
どんなに長い文章でも2から4ブロックで構成されているだけである
- 文章を読む時、
- この「S」や「C」を一つのブロック体として見ることが大事であり、
- 各ブロックで伝えたいことは何かを読み解くことで、
- その文章は何を伝えているのかを理解する事ができます。
例えば以下の文、
この文章には、3つのブロックがあります。
- 「The Japanese pianist has won a highly prestigious award.」
- 文章は、Sから始まります。
- 「The Japanese pianist」という名詞を発見し、
- すぐに、「has won」とう動詞も見つけました。
- その後「a」と冠詞が見えたので、名詞がくると予想され、
- 「a highly prestigious award」
- と名詞で文章が完結しました。
- S ・・・ The Japanese pianist
- V ・・・ has won
- O ・・・ a highly prestigious award.
- SとVから、
- 日本人のピアニストが(何かに)勝った、
- または(何かを)得たことが、
- そしてOから、
- 賞を得たことがわかりました。
- その賞は、とても名誉のあるものとも書かれていますね。
この文で伝えたかったことは
「ピアニストが賞を受賞したこと」です。
また、これらから分かるように、1つのブロックには1つ以上の単語が入ります。なので長い文章を見た時に難しいことが書かれてありそうな気がしますが、実際は2から4つの意味で構成されているだけなのです。
- 先ほどの例文では
- 「The pianist has won an award.」(ピアニストが賞を受賞したこと)
- と3つの意味から成り立っていて、とても短く簡単な文章だったとわかります。
- 各単語に副詞や形容詞が一緒にあらわれていると、とても長い文章になっていきますが、
- 「I love you」
- も
- 「The Japanese pianist has won a highly prestigious award.」
- も同じ3ブロックで構成されている文章です。
知らない副詞や形容詞の見抜き方
- 先ほどの例文の「O」のブロックにある、
- 「a highly prestigious award」
- この文は、冠詞、副詞、形容詞、名詞から成り立っている文「O」です。
1番重要な情報は「受賞したこと」とですが、副詞や形容詞を付け加えるともっと詳細な内容を知る事ができますし、現に副詞と形容詞がくっついている名詞表現はとても多いです。
これら全ての理解があって、その文の伝えたいことが理解できますが、もしわからない単語が出てきた場合、単語の語尾からその文字の役割を判断できる場合があります。
- - 副詞
-
- ly ・・・ highly 非常に
- - 形容詞
-
- ous ・・・ prestigious 名誉のある
- ble ・・・ disposable 使い捨ての
- ic ・・・ dramatic 劇的な
- ful ・・・ beautiful 美しい
- ive ・・・ active 行動的な
また名詞は下記のようなものが多いです。
- - 名詞
-
- sion ・・・ transmission 電動
- nce ・・・ appearance 登場
- or ・・・ inventor 発明者
- ment ・・・ commitment 従事
- er ・・・ manager 管理者
動詞から何ブロックで作られている文なのかを判断できる
英文の規則的パターンは、ほとんどSVから始まっています。そしてVによって、その後に続くものが何かを判断する事ができ、各文系からブロックを見つけることもできます。
基本文系は5つあり、各文系には動詞があります。
動詞のほとんどは、第1、3文型へ使われ、逆に第2、4、5文型で使える動詞は非常に限られています。
この第2、4、5文型の動詞を覚える事で、ブロックを見つけやすくなります。
- 第2文型の動詞
-
- be動詞
- look
- see
- smell
- sound
- taste
- feel
- become
- get
- 第4文型の動詞
-
- ask
- buy
- give
- get
- show
- hand
- pass
- sell
- teach
- tell
- lend
- send
- 第5文型の動詞
-
- get
- tell
- ask
- expect
- suppose
- believe
- order
- allow
- like
- want
- need
- keep
- leave
- find
- call
- catch
※これらの動詞の中には、他の文系でも意味を変えて使えることがありますし、これらが全てではありませんが、これらがよく使われている動詞です。
ちなみに、第1、3文型の見極め方は
基本的には、「何を?」と聞けるかどうかで見分けられます。
- ・say「言う」
- 何を言う?と意味が通じますので第3文系
- ・walk「歩く」
- 何を歩く?と意味が通じませんので第1文系だとわかります。
今回お話しさせて頂いた事は、英文法理が理解できている上で、リーディング力を向上するポイントでした。
さらにこれらのポイントを理解した上での練習が必要です。
それは「多読」です。
ぜひ自分にとってとても簡単な文章を読む練習を繰り返し行って下さい。
自分にとって簡単なというのは、全ての単語や熟語の意味がわかり、色々な表現から構成されている文章の内容が問題なく理解できる事です。
幼児が読む簡単で文字数が少ない本がそれに当たるのであれば、それらの本を沢山読む事です。
その時のポイントは、なるべく早く読む事。
自分が日本語で書かれたメールや、雑誌をスラスラと読んでいるような感覚で、英語の本もスラスラ読んでみましょう。
もうそのレベルの本は全て読み尽くしたと言えるまで読む練習を重ね、少しづつ本のレベルを上げていく。
(例えば、文字数が多い、その本の一単語だけがわからないが、あとは理解できるもの)
本のレベルを上げていき、わからない事が出てきた場合、文法知識に足りない部分がある可能性があります。文法を復習するタイミングです。
簡単に読んで理解ができる文章は、その文章を音声で聞いても理解できる状態にいます。
勉強を重ねていると、気がつかないうちに実力が結構ついている、なんていうケースがあります。
自分にとって興味があることについて書かれている英文を実力試しに読んでみてると、予想以上に読む事ができ、これらか英文を見たとき自然と読み進める事が可能になるでしょう。
あなたが英語の勉強をしている目的に、英文を読む力は必要とされていますか?
必要であれば是非取り組みましょう。
- Mills
- Kiwiの夫との結婚の為にニュージーランドへ。
- 恵まれた環境にいながら伸びない私の英語力は、心理的な油断と勉強した気になっていたことが原因でした。
- 英語の勉強を一から学び直し様々なことを試し続け、今の生活に必要な英語を身につけることが最優先と気が付いてから吸収力がアップ。
- タイムマネージメント、マインドマネージメント管理が得意。同じく悩まれている方々へアドバイスできるようブログも更新中です。