言葉の音は様々な発音があります。
それは、早口な人、鼻声、男口調、地域差など話す人の癖が多少の違いを生み出します。
それぞれの話し方、それぞれの発音があるということです。
ただ、みんな共通して守っているルールもあります。
このルールを理解していれば、 微妙な音の違いでも聞こえてくる音を理解でき、自分も同じく発することができます。
3倍速で話しているかのように聞こえる英語を理解するには、実は発音のポイントを抑えれば良いのです。
今回は発音の簡単な3つのルールについてお話しさせて頂きます。
是非、自己紹介を言うときには、これらを参考にしてみて下さい。
強弱とリズム
山が来たら谷がくるように、強調する部分がきたら弱い部分がきます。
「Hello My name is 〇〇 and I’m a university student」
〇〇の名前に当たる部分の初めの音は力強く言います。
その前後にある is と and は とても弱いか、ほぼ聞こえません。
英語では重要な部分と重要じゃない部分が明確に発音されます。
似た音は一度に発音される
単語と単語を続けて話す時、1つ目の単語の最後の部分に当たる音と、2つ目の単語の最初に当たる音が似たような音の場合、同時に発音されます。
例えば、
- at ten ・・・ アッテン (10時に)
- 「at」の「t」
- と
- 「ten」の「t」
どちらも同じ読み方をしますので、同時に発音して「at ten アッテン」
と発音します。
他にも、
- thick carpet ・・・ シィッカーペット (厚手の絨毯)
- big guy ・・・ ビッガイ (大柄な男)
- he looks sleepy ・・・ ヒールックスリーピー (彼は眠そうだ)
このようにどのアルファベットが隣にあるかで発音がかわることがあります。
子音の後に母音が続いたら音がくっつくという現象も起こる事があります。
母音は、a/i/u/e/o
子音は上記以外
例えば
- about it ・・・ アバウティッ
- 「about」の「t」は、子音
- で
- 「it」の「i」は、母音
「t」と「i」をくっつけて発音すると
「ティッ」
のようになります。(早いと「ティ」の部分が「リ」と聞こえることもあります)
他にも、
- I had a good time ・・・ アイ ハダ グッタイム
- All of us ・・・ オーロバアス
- Then I ・・・ デナイ
- hang out ・・・ ヘンガウト
※ カタカナで発音を記載していますが、英語の発音はこのカタカナ表現とは少し異なる場合があります。
文章で理解されやすいようなるべく一番近い音の表現を記載している事をご了承願います。
文字から想定される微妙な発音の違い
私たちが普通に発音している言葉の中に、実は英語では微妙に違った音を出しているものもあります。
スペルが「a」、日本語で「ア」と読まれるもの
この「a、ア」を発音する時のポイントは、
「ア」の口をしたまま「エ」と発音することです。
- apple
- hat
- map
- bank
- ham
- man
- staff
スペルが「a」、日本語で「エ」と読まれるもの
この「a、エ」を発音する時のポイントは、
「エイ」と発音することです。
- cake
- crape
- gate
- training
- crane
- table
- steak
いかがでしたか?
3倍速で話しているように聞こえる音は、実は音として出ていないだけなのです。
音のルールを理解していて、練習を重ね、人々が発している音に耳を傾けて見ましょう。普段ネイティブの方が会話しているスピードのものを参考にすると良いです。モゴモゴしている、または早すぎて聞こえないのは自分でその音を作れないからです。自分はどの音を拾うことができたから、相手の言ったことが理解できたのか、それを確かめることができる方法がディクテーションです。 自分もその音を作る事ができる、発音する事ができるという事です。
(ディクテーションのやり方については、コラム第5回をご参照下い。)
- Mills
- Kiwiの夫との結婚の為にニュージーランドへ。
- 恵まれた環境にいながら伸びない私の英語力は、心理的な油断と勉強した気になっていたことが原因でした。
- 英語の勉強を一から学び直し様々なことを試し続け、今の生活に必要な英語を身につけることが最優先と気が付いてから吸収力がアップ。
- タイムマネージメント、マインドマネージメント管理が得意。同じく悩まれている方々へアドバイスできるようブログも更新中です。